発達が気になる子の子育てお悩み相談Q&A
内容紹介
月刊誌「発達教育」の人気連載を単行本化
公益社団法人発達協会が毎月発行する「発達教育」連載の「あなたの子育て相談室」は、発達が気になる子の保護者からのリアルな子育ての悩み・相談に、心理職や言語聴覚の専門家がかかわりや支援のコツをアドバイスする人気のコーナーです。
Q&Aにて50項目のお悩みにわかりやすく答える
数多くの子育て相談を7つ(生活、行動、感情、社会性、言葉、トラブル、特性・こだわり)に再編し、よくある場面やお悩みをQ&A方式で収載しました。全体の内容をご参考いただけるとともに、1つの分類を重点的に読み、取り組んでいくことも可能です。
幼児、小学生から中学生、高校生までカバー
就学前の幼児や小学生をメインに、幅広い層の子育てのお悩みを取り上げています。ご家庭におけるかかわり方やコミュニケーションの取り方、また、学校における支援や指導ポイントとしてもご活用いただけます。
編集者から読者へのメッセージ
発達協会のご紹介
公益社団法人発達協会は赤羽に本部があり、①王子クリニックの医療事業、②さざんかの会の療育事業、そして、③月刊誌「発達教育」の発行、研修会などの啓発事業と3つの事業を中心に、発達障害や発達が気になる子の支援に長年、取り組んでいます。
2020年からはウェブセミナー配信サービス「Road」を行っており、法人・個人多くの方々が登録、活用されています。
月刊誌の連載歴は38年間!
湯汲英史先生と雑誌連載の単行本化についてご相談をしていましたが、「わたしの子育て相談室」の連載スタートは1984年、実に450本を超える相談に答えてきたとのこと。常にお子さんや保護者、家族に向き合い、支援を行ってこられた歴史を改めて感じたところです。
- ■月刊誌「発達教育」の詳細はこちら
http://www.hattatsu.or.jp/hattatsu_kyouiku_new.html
お悩み相談Q&Aについて
さまざまな専門家の方がお悩みに答えていますが、単なる解決のハウツーではなく、まず、お子さんや保護者の理解や共感が示されています。直接、面談をされるときの雰囲気そのままの解説(A)となっていますので、「子育て相談を受ける」気持ちでお読みいただければ幸いです。
主な目次
第1章 発達が気になる子の子育て
第2章 発達が気になる子のお悩み相談Q&A
(生活)
Q1 登園時や外出時に歩いてくれません。(保育園・4歳児)
Q2 座って聞くことができず、集団生活が難しいです。(幼稚園・4歳児)
Q3 なわとびやボール遊びができない子に、どこまで求求めるか?(保育園・5歳児)
Q4 親の前では何もやろうとせず、言うことも聞きません。(幼稚園・5歳児)
Q5 週末に、家で時間を持て余してしまいます。(保育園・5歳児)
Q6 学校に忘れ物が多く、注意しても直りません。(小学校・1年生)
Q7 トイレに行くことを、とても嫌がります。(小学校・特別支援学級・5年生)
Q8 部屋や机の片づけが全くできません。(小学校・5年生)
Q9 つば吐きなどの不潔な行為をやめさせるには。(小学校・特別支援学級・五年生)
Q10 極端に勉強が苦手、かつ不器用な子の進路選択。(中学校・1年生) など
(行動)(感情)(社会性)(言葉)(トラブル)(特性・こだわり)分野の合計50項目
著者情報
編集
公益社団法人発達協会
1982年4月から(社)発達協会(正式名称:社団法人精神発達障害指導教育協会)として法人化され、これまで40年にわたり発達にハンディキャップを持つ人たちの支援活動を行う。現在は、公益社団法人として①医療事業、②療育事業、③啓発事業を中心に発達障害全般の支援を行っている。
執筆代表
湯汲英史:発達協会常務理事、早稲田大学非常勤講師、言語聴覚士、公認心理師、
精神保健福祉士
執筆者
井上智佳:発達協会、言語聴覚士、公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士
小倉尚子:発達協会、早稲田大学非常勤講師、言語聴覚士、公認心理師、精神保健福祉士、
社会福祉士
鈴木さやか:発達協会王子クリニック、言語聴覚士、公認心理師
清野真美:発達協会、言語聴覚士、公認心理師
一松麻実子:発達協会、言語聴覚士、公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士
林祐一:発達協会、言語聴覚士、公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士
本間慎治:発達協会王子クリニック、言語聴覚士
湯汲英史:前掲
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発達が気になる子の子育てお悩み相談Q&A
判型:A5
頁数:216頁
価格:2,200円 (税込)
発行日:2022年2月10日