同行援護従業者養成研修テキスト 第4版
内容紹介
同行援護従業者の養成研修テキストの決定版!
本書は「同行援護」サービスを提供する同行援護従業者養成のためのテキストとして、これまで多くの受講者のみなさんに使用されてきました。国のカリキュラムに沿って、視覚障害者(児)福祉の制度、同行援護制度の解説、同行援護に必要な知識や技術を収載しています。
第4版は令和3年度の報酬改定等、2014年5月の第3版発行以降の制度改正を中心に内容を更新しました。
ここでは主な改定内容を以下にご紹介します。
障害者権利条約の批准に伴う手直し
- ・「障害者差別解消法」「障害者雇用促進法」に係る記述の整理・更新
平成30年度障害福祉サービス等報酬改訂
- ・基本報酬の見直し
- ・盲ろう者等への支援の評価
- ・同行援護ヘルパー及びサービス提供責任者の要件等の見直し
- ・同行援護サービス費の見直し
障害程度等級表の視覚障害基準の改正に伴う同行援護アセスメントの変更
令和3年度障害福祉サービス等報酬改訂
- ・同行援護従業者要件の経過措置の延長
- ⇒同行援護従業者の要件のうち、盲ろう者向け通訳・介助員を同行援護従業者養成研修修了者とみなす経過措置について、令和5年度末まで延長
その他、コロナ禍におけるガイドのあり方を示した関係団体のガイドラインの収載、プラットフォームでの転倒事故防止など内容についての修正・更新、スマートフォンの普及に伴う記述の追加等を行っています。
編集者から読者へのメッセージ
本書は、2010年10月から実施されている障害福祉サービス「同行援護」の従業者の養成研修テキストとして発行以来、多くの研修機関にご活用いただいています。第4版では、第3版発行以降の制度改正を中心に内容の更新を図っています。
また、執筆者の方々が実際に同行援護従業者養成研修や実務に携わっていらっしゃることから、制度改正だけでなく、コロナ禍での支援に資するガイドラインの収載、同行援護をとりまく社会環境の変化も盛り込み、より充実した内容に刷新することができました。
同行援護従事者の方々の資質と支援サービスの向上にお役立ていただければと思います。
第1編集部 相原文夫
主な目次
Ⅰ講義編
第1章 視覚障害者(児)の福祉サービス
第2章 同行援護の制度と従業者の業務
第3章 障害・疾病の理解
第4章 障害者(児)の心理
第5章 情報支援と情報提供
第6章 代筆・代読の基礎知識
第7章 同行援護の基礎知識
Ⅱ演習編
第8章 基本技能
第9章 応用技能及び交通機関の利用
第10章 場面別技能
■ 巻末資料
新型コロナウイルス感染予防における同行援護ガイドライン
新型コロナウイルス感染症予防対策の手引き誘導のガイドライン
著者情報
編集:同行援護従業者養成研修テキスト編集委員会
執筆者
坂本 洋一(さかもと よういち): 編集代表/前 和洋女子大学生活科学系教授
鈴木 孝幸(すずき たかゆき)/特定非営利活動法人神奈川県視覚障害者福祉協会理事長
棚橋 公郎(たなはし きみお)/社会福祉法人岐阜アソシア視覚障害者生活情報センターぎふサービス部長
長岡 雄一(ながおか ゆういち)/東京視覚障害者生活支援センター所長
福喜多 恭子(ふくきた きょうこ)/神奈川県視覚障害者情報センター「神奈川ライトハウス」所長
山本 和典(やまもと かずのり)/公益社団法人東京都盲人福祉協会事務局長
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同行援護従業者養成研修テキスト 第4版
編集:同行援護従業者養成研修テキスト編集委員会
サイズ:B5 222頁
価格:2640円(税込)