メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

改訂 障害者相談支援従事者研修テキスト 現任研修編

内容紹介

本書について

 本書は、現任の障害者相談支援従事者(相談支援専門員)の相談支援の質の向上を目的とした研修テキストの改訂版です。
 現任研修カリキュラムに準拠した標準テキストとなっています。
 改訂においては、意思決定支援への配慮、高齢障害者への対応やサービス等利用計画の質の向上、障害福祉サービス支給決定の適正化等を図り、質の高いケアマネジメントを含む地域を基盤としたソーシャルワークを実践できる相談支援専門員を養成するという、現行カリキュラムのねらいに立ち戻って講義・演習の記載が見直されました。
 また、障害者総合支援法や児童福祉法の改正をはじめとする直近の制度変更への対応、さらに、基幹相談支援センターの設置の努力義務化、自立支援協議会における「個」から「地域」への流れの整備等の相談支援専門員の活動環境の変化への対応も行われています。
 研修受講ガイダンスが再構築され、講義・演習間の連動性は高められており、改訂によって、より学びやすい研修テキストとなっています。

本書を含むシリーズについて

 本書は、日本相談支援専門員協会:監修/小澤温;編集の体制で制作している相談支援専門員の研修テキストシリーズの1冊です。
 シリーズは、初任者研修編・現任研修編・主任研修編という、相談支援専門員のキャリアラダーを網羅する3冊で構成されています。

編集者から読者へのメッセージ

 現任研修は、相談支援専門員としての活動を継続するために必要な更新研修として位置付けられており、初任者研修の修了後、翌年度を初年度として5年以内に受講する必要があります。
 本書は、日本相談支援専門員協会(NSK)が研修で培ってきたものをふんだんに盛り込んだ研修テキストとなっています。
 相談支援の質の向上に役立てていただけることを確信しています。
 本シリーズは、使いやすい、見やすい、大きな判型(A4)を採用しています。研修では、講義での学びを深めるため、演習を通して相談支援専門員の視点や姿勢を習得するために、ぜひ本書にたくさん書き込みをしてください。そして、皆さんが地域で活動していく中で振り返りにもご活用いただけるとなによりです。

主な目次

主要目次

はじめに
本書の利用にあたって
研修受講ガイダンス
Ⅰ 講義編
 第1章 障害福祉の動向に関する講義
  講義1 障害者総合支援法及び児童福祉法等の現状
   第1 節 意思決定支援に着目した個別相談支援
   第2 節 多職種連携及びチームアプローチ
   第3 節 地域を基盤としたソーシャルワーク
 第2章 相談支援の基本姿勢及びケアマネジメントの展開に関する講義
  講義2 本人を中心とした支援におけるケアマネジメント及びコミュニティソーシャルワークの理論と方法
 第3章 人材育成の手法に関する講義
  講義3 実践研究及びスーパービジョンによる人材育成の理論と方法
Ⅱ 演習編
 第4章 相談支援に関する講義及び演習
  演習1 個別相談支援とケアマネジメント
  演習2 相談援助に求められる多職種連携及びチームアプローチ
  演習3 地域をつくる相談支援(コミュニティワーク)の実践
Ⅲ 資 料
おわりに

著者情報

監修:特定非営利活動法人日本相談支援専門員協会
編集:小澤温(筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群リハビリテーション化学学位プログラム 教授)