図解でわかる生活保護
内容紹介
生活保護って?
言葉では知っている「生活保護」について、そのしくみをご存知でしょうか?
生活保護には、金銭的支援だけでなく、就労支援や居住支援、子どもの学習支援など、さまざまな支援が含まれています。
本書は、そんな生活保護制度や生活困窮者自立支援制度をはじめとした貧困を支えるさまざまな制度のしくみを解説しています。
本書の特徴
本書は、項目ごとに見開き2ページで解説しており、ここだけは押さえておきたいという内容に絞って、構成しています。
一見、難しそうな「生活保護制度」も、図やイラストを用いて解説しているので視覚的に理解することができます。
経済的な問題を抱えている高齢者や障害者、子育て世帯などと関わる機会の多い福祉専門職や、生活保護の受給を考えている当事者など、制度の知識を身につける際に最適な1冊となっています。
編集者から読者へのメッセージ
「生活保護」は、生活が苦しいときに利用できる制度ですが、利用するにはハードルが高いと感じている方も多くいるかと思います。
現在、経済的に不自由のない方でも、病気や事故、失業などの出来事に直面し、急に生活保護を受給しなければならない状況が訪れるかもしれません。
本書は、そういった際に生活保護をはじめとした貧困を支える制度を正しく活用できるよう、基本的な知識を図解でわかりやすく解説した書籍となっています。
貧困に困っている人を支える福祉専門職だけでなく、生活保護を利用するかもしれない、多くの方に読んでもらい、制度を活用する際のお役に立てていただけますと幸甚です。ぜひ、お手にとってご覧ください。
主な目次
第1章 貧困とは?
第2章 生活保護制度
第3章 生活困窮者自立支援制度
第4章 生活福祉資金貸付制度
第5章 貧困状態にある人へのさまざまな支援施策
第6章 貧困状態にある人の生活を支える関係機関
第7章 貧困状態にある人の生活を支える人たち
第8章 支援制度の活用事例
著者情報
鈴木 忠義(すずき・ただよし)
長野大学 社会福祉学部/大学院総合福祉学研究科 教授