四訂 精神保健福祉法の最新知識
内容紹介
精神保健福祉制度のこれまでと最新情報がわかる
精神保健福祉制度のいまを理解するうえで、過去の歴史的経緯への理解が欠かせません。本書では、精神保健福祉法のほか、総合支援法、医療観察法といった関連法を含む精神科医の実務に必要な諸制度について、現在に至るまでの過去の歴史的経緯をわかりやすく解説しました。
ケースレポートの書き方がよくわかる
精神保健指定医になるには必須となるケースレポートの書き方について、詳しく解説した単独の章を設けています。まさに新規精神保健指定医のバイブルともいえる豊富な情報量が本書の魅力です。
精神保健福祉制度の改正情報を網羅
令和4年の精神保健福祉法改正では、医療保護入院の見直し、入院者訪問支援制度創設、精神科病院における虐待防止など、各種制度が変更となりました。
前回の改訂から9年ぶりに発行する本書は、令和5年度・令和6年度施行の改正法に対応、最新情報を網羅しています。
精神医療従事者必携の一冊をぜひお手元でご活用ください。
編集者から読者へのメッセージ
前回の三訂版から9年ぶりの改訂となる本書は、精神科医療のエキスパートである12名の執筆者による丁寧な解説と豊富な情報量を自負しております。
過去の歴史的経緯から遡って解説されていることで、現在の制度の姿がよりよく理解でき、最新知識を自分のものとしていただけるはずです。
精神保健指定医はもちろん、指定医を目指す医師、精神科医療に従事する看護師、精神保健福祉士、公認心理師、作業療法士など、広く精神科医療従事者の座右の書として実務にご活用いただければ幸いです。
主な目次
第一章 精神保健福祉法の要点
第二章 人権擁護
第三章 精神保健指定医
第四章 入院形態
第五章 医療保護入院の問題点
第六章 精神医療審査会
第七章 医療観察法の概要と精神科医療
第八章 精神保健福祉法改正とその背景
第九章 障害者権利条約
第一〇章 障害者総合支援法
第一一章 卒後教育
第一二章 精神保健指定医のケースレポート
第一三章 これからの日本の精神科医療
第一四章 よりよき実務のために
付録 関係法令・資料
著者情報
◆監修
公益社団法人日本精神科病院協会（日精協）
◆編著
高柳功 （医療法人社団四方会有沢橋病院）
櫻木章司 （医療法人社団桜樹会桜木病院）
新垣元 （医療法人卯の会新垣病院）
◆執筆（50音順）
江原良貴 （一般財団法人江原積善会積善病院）
高柳陽一郎 （医療法人社団四方会有沢橋病院）
中島公博 （医療法人社団五稜会病院）
野木渡 （医療法人微風会浜寺病院）
藤井千代 （国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所）
前沢孝通 （医療法人孝栄会前沢病院）
馬屋原健 （医療法人社団緑誠会光の丘病院）
森隆夫 （医療法人社団愛精会あいせい紀年病院）
山崎學 （医療法人社団山崎会サンピエール病院）
