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文例・事例でわかる
介護予防ケアプランの書き方
個別性を引き出す表現のヒント

内容紹介

介護予防ケアプランの書き方がよくわかる!

 介護予防サービス計画書の標準様式の各項目の考え方と書き方をわかりやすく解説しています。「目標とする生活」と「課題に対する目標」の違いは? 「領域における課題」と「総合的課題」をどのように書き分ければいい? など介護予防ケアプランを作成するなかで生じる悩みを解決する内容になっています! 居宅ケアプランとの違いも解説しているため、これまで居宅介護支援を中心に行っていたケアマネジャーさんにも最適です◎

多数の文例で具体的に理解できる!

 具体的にどのような表現や文言で書けばよいのかがわかるように文例をたっぷり掲載しています。「わかりやすい書き方の文例」だけでなく、「わかりにくい書き方の文例」も示しています。ケアプラン点検を行う著者が現場で目にしているケアプランをもとに作成しているので、よくやってしまいがちな書き方を知ることができます!

豊富な事例で実務に活かせる!

 直接標準様式に書き込む形で、6つの事例を掲載しています。目標が複数あるケース、インフォーマルサポートを活用するケース、セルフネグレクトやヤングケアラーといった課題を含むケースなど多様なパターンがあり、参考になります!

編集者から読者へのメッセージ

 介護予防ケアプランは、正直に言うと、本腰を入れて学びにくいものであると思います。地域包括支援センターの職員の方々は、さまざまな地域課題への対応が求められ、増え続ける業務負担のなかで、学ぶ機会を見出すのは難しいと思いますし、居宅ケアマネジャーの方々は、居宅介護支援がメインであり、委託を受けるにしても報酬単価が決して高くない予防プランにどこまで向き合えるのか、悩ましい部分があったかと思います。
 しかし、要支援者に対するケアマネジメントのニーズはますます大きくなっています。本書では、限られた時間のなかでも、サクッとよりよいケアプランの書き方を理解できるよう心がけて編集しました。忙しい方は、各項目の「書き方のポイント」だけでも読んでいただけると書くべきことを理解していただけると思います。文例も、決して机上の空論ではなく、ケアプラン点検を通して著者が見てきたプランをもとに作成した現実的な内容であるため、大いに参考にしていただけると思います。
 本書が、少しでも読者のみなさまの業務に役立ち、利用者の方々のよりよい生活につながることを願います。

主な目次

第1章 介護予防ケアマネジメントとは?
第2章 ケアプラン点検者が教える!
     介護予防ケアマネジメントの現状と改善のためのヒント
第3章 介護予防ケアプランの考え方と書き方
第4章 介護予防ケアプランの記載事例

著者情報

阿部充宏(合同会社介護の未来 代表)
社会福祉法人に25 年勤務し、法人事業部長や特別養護老人ホーム施設長を経て、2015 年に合同会社介護の未来を興し、以降、現職。2016 年よりケアプラン点検事業の業務委託を受け、2024年現在、17保険者(神奈川県・岩手県・福島県・山形県・静岡県・新潟県)で、年間約600人のケアプラン点検を実施している。また、指定市町村事務受託法人として、年間100事業所(6市町村)の運営指導を行っている。さらに、【未来塾】を主宰し、個人でも学べるセミナーや被災地活動を行っている(会員約1400 人)。その他、一般社団法人神奈川県介護支援専門員協会元理事長(現相談役)。保有資格は、社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員。
主な著書として、『オリジナル様式から考えるケアマネジメント実践マニュアル(居宅編・施設編・介護予防編)』(中央法規出版)、『改訂 文例・事例でわかる 居宅ケアプランの書き方—具体的な表現のヒント』(中央法規出版)、『文例・事例でわかる 施設ケアプランの書き方—具体的な表現のヒント』(中央法規出版)、『ケアプランパーフェクトガイド 第2版—令和6年度介護報酬改訂対応版』、その他雑誌掲載等多数。