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マインドチェンジでうまくいく! 配慮が必要な子どもの発達支援

内容紹介

配慮が必要な子どもたちの支援に悩んだら、マインドチェンジをしよう!

「子どもは1ミリも変えない」「意味のない行動は一つもない」「ぎりぎりセーフをほめる」「がんばらせるより手伝う」「誰も悪者にしない」など、配慮が必要な子どもの発達支援において意識したい20のマインドを紹介。
なぜマインドを変えるとよいのか。マインドチェンジした保育実践の例や具体的なワーク、マインドチェンジについてふりかえるための確認チェックなど、具体的な保育実践のあり方について、わかりやすく解説しています。また、1つの項目が6ページとコンパクトな分量でまとめられており、目次を見て気になった項目から読み進められる内容となっています。
主に配慮を必要とする子どもの支援において、支援者が過度な心身の負担なく、子どもにとって最善の支援を行うためにもちたいマインドが詰まった一冊です。

編集者から読者へのメッセージ

マインドチェンジの一つ目は「子どもは1ミリも変えない」から始まります。
配慮が必要な子どもに限らず、子どもが困った行動をしたときには、つい、“どうやって子どもを変えればよいのだろうか…”と、親御さんや教員、支援者は考えがちだと思います。私もそう考えていましたので、冒頭から自分の考えが覆されて驚きました。
他の19のマインドチェンジ項目も、著者の藤原先生の経験を踏まえて記した内容ですので、多くの気づきが得られると思います。1つの項目が「チェンジしたいマインド/マインドチェンジの理由/マインドからの保育実践/実践エピソード/WORK/マインドチェンジの確認チェック」の6ページと、事例やワークを交えてコンパクトにまとめられており、読み進めやすいと思います。目次を見て、気になる項目から読んでいってもよいでしょう。
コンパクトな内容ですが、多くの気づきが得られるおススメの一冊となっています。是非、ご覧ください。

主な目次

はじめに/本書の特徴
1 なぜマインドチェンジが必要か
2 支援のためのマインド20
子どもは1ミリも変えない/意味のな行動は一つもない/できないことは前向きにあきらめて、できることを支援する/子どもはみんな特別扱い/承認はブーメラン、必ず戻ってくる/ピンチ(子どもの困った行動)はチャンス/子どもの発達はらせん状に進む/ポジにはポジ、ネガにはネガが返ってくる/傾聴は、アクティブリスニング/がんばらせるより手伝う/あなたはいい子。でも、その行動だけ直してね/まわりと比べず「絶対評価」/ぎりぎりセーフをほめる/誰も悪者にしない/DoではなくBe/エンパワメントを育む/やる気よりその気/伝えるときは希望を添えて/ないものはねだらず、あるもので勝負する/支援を通した学びは、すべての人の理解につながる
3 コピーツール マインドカード

著者情報

藤原里美(ふじわら・さとみ)

一般社団法人チャイルドフッド・ラボ代表理事。公立保育園勤務・東京都立小児総合医療センター保育主任技術員・明星大学非常勤講師を経て現職。保育士・臨床発達心理士・発達支援専門士。発達障害のある子どもの療育、家族支援を行うと共に、園の巡回や研修など、支援者育成にも力を注ぐ。子どもを変えずに、子どものまわりの世界を変える支援方法で、園現場で実現可能な実践を発信している。著書に、『幼稚園、保育所、認定こども園対応 配慮を必要とする子どもの「要録」文例集』(中央法規、2021年)、『保育所・認定こども園・幼稚園対応  配慮を必要とする子どもの「個別の支援計画』ー5つのステップで取り組みやすい!』(中央法規、2023年)など。