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総説 回想法とライフレヴュー──時・人・地域をつなぎ、今に生かす

内容紹介

実践の質を担保するための理論をまとめた書

  • 〇本書は、回想法・ライフレヴューに関する理論書です。
  • 〇およそ40年にわたって当分野の研究や実践を積み重ねてきた著者が、「回想法・ライフレヴューを行う意味」「具体的な手技」「実施者に求められる資質や倫理」などを網羅的に解説します。
  • 〇「認知症予防」や「地域・世代間交流」への活用など、近年の動向についても言及されており、実践や研究の手引きとしてお使いいただけます。

編集者から読者へのメッセージ

長年の実践に裏打ちされた理論をご堪能ください!

  • 〇昔の経験や思い出を語り合い、現在の視点で意味づけをする回想法やライフレヴュー。その実施者には、「他人の人生を聴き、受け取ることの責任」「聴くことによって生じる責任」が生じます。
  • 〇そのため、実施する意義・目的は何か、どのように実施すればよいか、実施後の効果評価をどのように考えればよいかなどについて、真摯に向き合わなければなりません。
  • 〇本書は、そのような簡単に答えが出せない問いについて考えるためのヒントを提示してくれます。
  • 〇みなさまの実践や研究の傍らに置いていただけると幸いです。

「実践の具体例を知りたい!」という方には、コチラの本もおすすめです!

(編集代表)野村豊子
(編集)伊波和恵、内野聖子、菅寛子、萩原裕子、本間萌
(発行)中央法規出版

主な目次

序 章 回想法・ライフレヴューとは何か
第1章 回想法・ライフレヴューの歴史を紐解く
第2章 回想法・ライフレヴューの方法
第3章 ケアを目的としたグループ回想法の実践
第4章 ライフレヴューの基礎的理解と実践
第5章 地域を結ぶ回想法──地域共生・地域の活性化を目指して
第6章 回想の聴き手に問われる価値観・リーダーの役割
終 章 時・人・地域をつなぐ回想法・ライフレヴュー

著者情報

野村 豊子(のむら とよこ)
日本福祉大学スーパービジョン研究センター研究フェロー

トロント大学社会福祉大学院(Master of Social Work)修了。岩手県立大学社会福祉学部教授、東洋大学ライフデザイン学部教授、日本福祉大学社会福祉学部教授等を経て、現職。
全国各地で、回想法やスーパービジョンの実践・研修を重ねている。
2011年「The Robert Butler and Myrna Lewis Exemplar Research Award」(国際回想法・ライフレヴュー学会)、2022年「認知症ケア学会・読売認知症ケア賞:功労賞」受賞。