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自信がもてる、成長できる 新人保育士が身につけたい社会人基礎スキル

内容紹介

社会人としてのスタートラインに立つための基礎スキルがわかる、身につく!

「わからないことがあっても、どのタイミングで先輩に声をかけたらよいのかわからない」「敬語に自信がないので主任や保護者の前でうまく話せない」など、新人保育者のよくある困りごと事例を多数取り上げ、新人保育者に必要な基礎スキルを確実に身につける方法を紹介します。

保育所・幼稚園・認定こども園等での新人研修、園内研修のテキストにも最適!

すべての業種・職種に求められる共通ルールとして内閣府から示された12の「社会人基礎力」について、保育現場の状況に沿って解説しています。重要事項をまとめた「ワンポイントアドバイス」や、すぐに役立つ「豆知識」のほか、項目ごとのまとめも掲載されており、園内研修用のテキストとしても活用していただけます。

編集者から読者へのメッセージ

本書で取り上げる「社会人基礎力」とは、①発信力、②傾聴力、③柔軟性、④情況把握力、⑤規律性、⑥ストレスコントロール力、⑦主体性、⑧働きかけ力、⑨実行力、⑩課題発見力、⑪計画力、⑫創造力の12のスキルを指します。編集担当者の私は、今年で社会人24年目になりますが、「発信力」「働きかけ力」「計画力」などは、まだまだだなあと思いますし、「規律性」「課題発見力」「創造力」などは、気を抜いていると、むしろ衰えてしまっているのではないか…と反省しています。
組織やチームで活動するうえでとても基礎的で大切なスキルなので、アルバイトやボランティア活動等の経験のなかで、すでに身についている人もいるかもしれません。それでも、社会人のスタートにあたって、この12のスキルを意識しておくことは、とても有効だと思います。一日の活動、1か月の活動を振り返るとき、この12のスキルを指標にしてみるのもよいと思います。基礎スキルが身につくと、自分の仕事に自身がもてるようになります。そして、周囲からの信頼や期待が高まり、その結果、仕事がぐっと面白くなるはずです。

主な目次

はじめに
第1章 保育者に求められる「社会人基礎力」
第2章 仕事をスムーズに進める【発信力】
第3章 信頼関係を築く【傾聴力】
第4章 指導や意見の違いを受け入れる【柔軟性】
第5章 組織や周囲の人との関係性を理解する【情況把握力】
第6章 保育の質を高める【規律性】
第7章 仕事の効率を上げる【ストレスコントロール力】
第8章 物事に進んで取り組む【主体性】
第9章 周囲を巻き込んで仕事を前に進める【働きかけ力】
第10章 目的に向けてあきらめずに挑戦し続ける【実行力】
第11章 失敗を学びに変える【課題発見力】
第12章 仕事のプロセスを明らかにして準備する【計画力】
第13章 新しい価値を生み出す【創造力】
第14章 保育者としてのキャリアデザイン

著者情報

谷口真紀 著
一般社団法人キャリアヘルス研究所代表理事
保育士、公認心理師、国家資格キャリアコンサルタント、キャリアコンサルティング2級技能士
東京大学大学院工学系研究科修了。電気メーカーで開発・設計エンジニアとして8年勤務。出産・育児休職からの職場復帰の際、「保活」およびワーク・ライフ・バランスの難題に直面し、キャリアチェンジを行う。大学の就職支援課キャリアサポート室、若年者の就労支援施設での勤務を経て、現在は、保育者向け各種研修、園内研修や1on1面談を通した保育所・幼稚園・認定こども園の人材コンサルティング事業を行っている。
現場でよくある事例をふんだんに取り入れた実践的な研修は、新人職員だけでなく指導にあたるリーダー層や管理職からも好評を得ている。