地域密着
第1回目の時に書きましたが、僕は小規模多機能型居宅介護施設に勤めています。
受験勉強を始めている皆さんは、テキストなどに出てくるのでご存知かと思いますが、小規模多機能型居宅介護は地域密着型サービスに位置づけられています。
地域密着型サービスというからには、利用者さんが住みなれた地域で暮らし続けるために「地域との係わり」を作っていく事が大事なんだそうで…。
その活動の一つとして、地域の祭に参加してきました。
ただ行くんじゃないんです。
神輿を担ぐんです。
さすがに利用者さんは担げないので、職員が祭要員として数名選ばれ、その日は一日中、近所の方に交じって神輿を担ぎ町内を練り歩きます。
神酒所に利用者さんが遊びに来てくれ、振舞われた酒を飲む方もいたり、僕が「今度の祭で神輿を担ぐんだ」と話すと、利用日じゃない利用者さんが沿道に応援に来てくれたり、祭っていいですね。
祭への参加も今年で4回目になり、そのおかげか、日中近所ですれ違うと「おう!」と声を掛けてくれるなど、顔を覚えてもらえるようになりました。
テキストで言う「地域密着」ってなんだ・・・?と思っていましたが、「なるほどこういうことか」と少しずつ分かってきたように感じます。もちろんこれで充分ではないんですけど。
そう言えば、僕が資格獲得の勉強をしていた数年前は「地域密着型サービス」は6業種だったのですが、いつのまにか8つに増えていたんですね。他にも当時と変わっている制度などあるだろうから、混乱しないように整理していかなければ…。
今の実力
この間まで「全然勉強できてないの」と言っていた、今年受験する職場の同僚が、いつの間にか始動していました。
受験に挑む者同士、彼女とはいろいろ情報交換をしています。先日、彼女が某専門学校主催の「介護福祉士国家試験 無料講習会」に言ってきたと教えてくれました。そこでは30問の問題を解き、現段階の理解度や不得意分野などを明確にすることで、以降の勉強の進め方を指南してくれるものだったそうです。
彼女は僕にその時の30問の問題用紙を貸してくれました。
…20点。微妙。
別紙の「実力診断」という用紙には「20~24点⇒このまま順調に学習を進めていけば合格圏内」なんて書いてありましたが、各分野に誤答がちりばめられ勉強不足を再認識させられました。特に「発達と老化の理解」「こころとからだのしくみ」にいたっては、ほぼ全滅。
ピアジェ? 発達段階説? だれ?
気が遠くなると同時に、正直「こいうった類の問題は捨てよう」なんてことも頭をよぎりました。
そして僕からは『介護福祉士国家試験 第22回―第24回全問完全解説 過去問解説集2013』を紹介。彼女はすでに別の過去問集を購入していたのですが、「読みやすいから是非!」と、夜勤の彼女に一晩お貸ししました。
どうやら彼女の買った過去問集は、旧科目で表記されていたそうで「借りた本の新科目の方が分かりやすい」と、僕の貸した本を購入することに決めたとのこと。
こんな風に、身近な所で助け合っています。
あ、そういえば、無事女の子を授かりました。
妻、出産間近
勉強ができていません。
言い訳します。
出産予定日が過ぎ、奥さんが定期健診に行くと、何しろ「運動しなさい」と言われるそうです。それまでお腹が張らないように注意してきたのですが、予定日付近になるとむしろお腹を張らせるよう指導されるんです。「毎日、早足で30分くらい歩きなさい」とか「スクワットしてる?」と聞かれることも。「どれくらいやれば?」と聞くと、「そうね…30分くらいかしら」
…さ、30分!?
アスリートでも厳しくないですか? レスラーですか?
という訳で、休みの日は一緒に歩き回っています。朝も僕の出勤に合わせて奥さんが駅までの約10分を一緒に歩くようになりました。朝の出勤というと、電車の時間もあり僕の歩くスピードはそこそこ速いのですが、上記の通り「早足で」とのことなので、奥さんも僕のスピードについてきています。
「あら、あの旦那さん、奥さんが身重だってのにあんなスピードで! 優しさってモノがないのかしら!!」って思われてるんだろうな。とか、色々妄想を巡らせながら。
そんな中、子供が生まれた後のことを考えると、ますます自宅での勉強が難しくなるのでは? と、先日図書館に行ってみました。夕方3時頃、意外と人が多いことに少し驚きましたが、そこは静かにしなければいけない空間。
今までやろうと思っていてできなかった、「過去問集の解説からポイントを抽出してノートに書き出す作業」にようやく手を付けられました。
いろんな問題集で見かける“ナショナルミニマム”の意味とか、生活保護制度の給付方法(金銭給付・現物給付)の内容など、後で読み返した時にポイントだけ抜粋されたオリジナル受験対策ノートの作成が思ったよりはかどったという印象でした。
「自宅で勉強するのが難しい」と感じている方は一度試してみては?