第30回 映画、テレビ、3D・・・
2011年05月16日 09:30
俳優という特殊な職業の父を持つ私は、私が生まれる前の父の青年時代の父に映像の中で会うことが出来ます。
過去を振り返り、現実を生き、いくつになっても未来を考える。
映画という媒体を通して、父達、俳優は常に、現在、過去、未来と共存しているのです。
さて、先日のお話ですが、小林旭さんの楽屋にて、打ち合わせを旭さんと父とスタッフでしました。まさにこれから始まるテレビの収録についてです。旭さんと錠の共演が始まろうとしています。おそらく、テレビでの共演は初めてではないでしょうか。
スタジオの中では、段取りを決めながら、小林旭さんと浅丘ルリ子さんと父は、ゆっくりと、タイムスリップして行きます。
そして、本番。過去の映像を見ながら、昔話をします。
昔、映画しかなかった時代、現在、テレビに出演しながら昔の映像を観て語り合うとは、当時、想像もしていなかったでしょう。そう、時を重ねてテレビの画面の中で、今、まさに再び共演しています。
来年、2012年は、日活100年祭です。チラッと、その話をする三人。
年を重ねた日活俳優陣の映画を観てみたいと思うのは私だけでしょうか・・・
そして、近い未来、3D、いや、各家庭に等身大の小林旭さん、浅丘ルリ子さん、宍戸錠が現れる時代が来るまで、まだまだ、日活俳優陣には頑張っていただきたいと思っております。
我が家に宍戸錠の映像が動き回るのは、ちょっとですが。(笑)
*NHK BS‐プレミアム「武田鉄矢のショータイム」小林旭編
(宍戸錠、大田剣 出演)
5/21(土)20:30~21:57、5/26(木)16:00~17:27放送
コメント
はじめまして。
お父様(宍戸錠さん)や旭さんを始め、
日活映画が大好きだった後期高齢者でございます。
この番組を知り、こちらへ流れて来ました。
とても楽しみにしております♪
ただ、今までに話されなかった事や秘蔵映像などが観たり聴けたりすればいいな~と、いつも思っておりまして、期待をしております。
日活にジョーさんがいなければ、裕次郎さんのみで、日活ももっと早く衰退していたのではないでしょうか?無国籍映画と評された根源やジョーさんの独特なセリフ回しは誰にも出来ない技でありました。
宍戸さんのいない映画制作でしたら、あれほどまでに興行収入も上げられず、当時の直営間の館主さんや観客は、ジョーさんの雰囲気を求めていました。
ちなみに東宝の「若大将シリーズ」もそうですが、加山雄三さんを持ち上げるのも田中邦衛さんでありましたように、日活に宍戸錠さんがおられなければ主役と言われたダイヤモンドラインは存在すらしなかったように思います。
長々と失礼致しました。
「武田鉄矢のショータイム」とても楽しみに見せて頂きます。
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