<連載17>乗馬セラピーによるリハビリ その1
2013年02月08日 09:10
リハビリ施設には、自転車こぎマシンや乗馬マシンがたいてい置いてあります。自転車こぎは有酸素運動でわかりやすいし、こいだ時間からどの程度の運動をしたのかわかります。けど、乗馬マシンがある理由がボクにはわからなかった。動く座面に合わせて、左右の足を踏み込むだけ。これでリハビリになるのかしら。筋力がつくのかしら。そのわけがやっとわかったような気がします。それは乗馬セラピーの見学に行ってきたからです。
吉川コミュニティ牧場『ポニーフレンド』がそこ。隣町の意外に近いところにお馬さんに乗れる場所があったのです。でも地味な存在なので、わかりづらい。電話で場所の確認と予約をしてから行ってください。見学だけでもOKです。遠くは長野から来る人もいるそうです。
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海外の実例で実証されているように、アニマルセラピーは癒し効果があるようです。犬や猫でもそうでしょ? 乗馬となると、さらに効果が広がる。今回ボクは見学だけでしたが、次はぜひ乗馬にトライしたい。お馬さんは目をみているだけでもかわいい。存在自体がセラピストみたいです。でも、日本ではあまり普及していない。増えつつあるようですが、それでも各県に1~2施設程度。牧場長の馬場光則さんは「もっと広げていきたい」とおっしゃっていました。
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『ポニーフレンド』は乗馬セラピーによる心身障害者のための“リハビリ牧場”なのです。デラックスな施設を持つ乗馬倶楽部とは違う。でも、ボクはそこがいいと思いました。乗馬は金持ちの趣味のためだけのものではないんですよ。アニマルセラピーとして「いい!」。『ポニーフレンド』のセラピー用の馬は、訓練されているため、おとなしく従順。とってもかわいいのです。みているだけ、触れているだけで落ち着きます。とはいえ小さなポニーだって家庭では飼育できませんよね。だからみんな牧場へ行く。牧場は心の安らぎの場のような気がしました。
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次回の更新予定は2月22日(金)です。
吉川コミュニティ牧場『ポニーフレンド』
埼玉県吉川市会野谷1-1 電話090-3686-4207
埼玉県吉川市会野谷1-1 電話090-3686-4207
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