楽しもうよ、遊ぼうよ
高次脳機能障害のバリアーを張っているのは家族ではないでしょうか。なんかそんな気がします。とうちゃんは、息子は、高次脳機能障害でおかしくなり、仕事ができなくなってしまった──と、上から目線になったり、近所や知りあいに隠そうとしたり。認知症なども同じような扱いを受けていますよね。
クルマの感覚がカワッタ
何かこむずかしい介護や福祉関係の書類が市役所から送られてくるようになりました。千葉や東京の方に「三郷の人はいいよね」といわれることがあります。けっこういろんな福祉サービスが受けられるというのですが、ボクにはよくわかりません。住んでいると、これが当たり前のことだと思ってしまう。でも、実は自治体によってサービスに差があります。例えば身体障害者手帳も3級以下だと医療費の助成がないところもあるらしい。三郷市はとっても福祉や介護にやさしい市のようです。移動支援サービスもあって、病院は自分でがんばって行かないとダメだけど、余暇活動なら付き添いさんが来てくれるしね。でもやさしいっていいよね。皆さんのおかげでなんとか生活をしています。ありがとざんす。
おバカと健常の境目
三郷に越してきて3年になりますが、いまだに地理・地名はほとんどわかりません。地図を見て勉強はしているのですが、感覚的につかめない。地名もマゼコゼになる。デイサービスその他で適当に動いているのに、わからない。三郷は高速道路が複雑に交錯していることもあり、よけいこんがらがる。自分でクルマを運転すればそこそこわかるのでしょうけど、運ばれているだけではね。
椅子がコワイ
歩くと自然に右回りになると、以前、書きました。確かに今も、“右傾化”現象はあります。ノートなどに書くときも文字が右側に集まってしまう。なぜ歩きが右回りになるかというと、左足が悪いので左足はなるべく大股でしっかり歩きたい。で、左足のほうが歩幅は大きくなり、必然的に右に曲がる、と屁理屈をこきました。スポーツでも右回りと左回りがある。高次脳機能障害では左側の視野が欠落することがあるといわれます。ボクの感覚では、見えてはいるけど左側への注意力が下がる、といった感じで、ついつい“右”に頼ってしまうのです。