障害者とともに生きよう
以前、東京の中野に住んでいた時には、商店街などで障害を持った人たちが歩いているのは普通。飲み屋で聾者の人と仲良くなったこともあります。中野のマクドナルドがダウン症の若者を雇った時はテレビでも放送されました。近くに施設があったためもあるのでしょう。とにかく、障害者は外に出ていかなくてはいけない。老人もですが、家に閉じ込めて座敷牢化してはいけない。「ドアを開け、障害者も老人も町へ出よう」ですよ。
三郷に越してきて障害者を見かけなくなったのが不思議でした。交通の便も関係しているのかもしれません。でも、リハビリデイサービスに行きはじめて大勢いることがわかりました。デイは“ジジババ”でいっぱいで、その多くが脳血管障害。脳梗塞なんて国民病です。交通事故も含めて、脳に損傷を負うと高次脳機能障害になることが多い。でも、診断されることは少ないし、自分でもわからない。認知症と診断されてしまうことも多いようです。
先日、障害のある方々のための作業所に行ってきました。連れていってくれた方のお子さんがダウン症。ボクは中野の頃からしょっちゅうダウン症の方は目にしていたため、三郷ではどうして街で見かけないのかのほうが不思議でした。ダウン症の方はとってもかわいい、やさしい。天使のような存在だといわれます。本当です。機会があったらこういう作業所で触れ合ってほしいです。
障害は大きく分けて身体障害、精神障害、知的障害があります。状態は多様だし、障害が重複している人もいます。長い年月で、あるいは日によって、症状が変わることも。その子たちを支えている家族の心配はより大きいと思います。親亡きあとはどうなるんだろう。誰が守ってくれるんだろうか、と。
出会う機会は異なるでしょうけど、日常的な触れ合いができるといいですね。
次回は2011年11月22日(火)、更新予定です。
団地の木々が色づいてきました
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