出かけるのが大変
音楽を聴きながら仕事をしている人は多いですよね。音楽が流れている環境のオフィスもよくあるようです。ボクはだめです。音があると集中できない。うるさい。以前に植物は音楽がわかる、といったことが話題にのぼりましたね。そりゃ音は空気の振動なのだから、植物にも伝わるでしょうけど、モーツァルトが好き、この曲がいいというのはどうなんでしょうか。植物にもお気に入りの音楽があるかもしれないけど、ボクは野菜や木ではないのでわかりません。これでも一応人間なんです。定かではないけど、そう思っています。
ところで普通のかた──この言い方もへんですけど──は、子供も大人も階段をさっさと上がっていくし、エスカレーターにもちょこんと乗る。ボクはエスカレーターに乗るのが大変なんです。脳梗塞後に新宿のリハビリ病院に通っていたときも中野駅、新宿駅のエスカレーターは大変でした。足が動かないので手すりにしがみつくように乗る。エスカレーターは手すりと階段のような本体の動き、速さが微妙に違う。今でも怖いから、エスカレーターは避けています。
やっぱりエレベーターですよね。今は三郷近辺の駅にはエレベーターがついています。法律でバリアフリー化を、ということで、エレベーターが設置されてきました。ボクが住んでいる武蔵野線地域には大体ついているようです。ボクにとってエレベーターはありがたいです。そこに、ボクが動けないときに親切に手を差し出してくれるかたがたがいる。駅員さんだって、ホームに変なオジサンがころがっていたら困りますもんね。
もっと困るのが階段。意外にバリアフリーでない、というかエレベーターもエスカレーターもない駅が東京にはあるんですよ。ボクは足が動かない、特に左足が。疲れると上がらなくなり、全身にふるえが来る。となると手を使っての力技になる。はーい、障害者も介護者も大変なんですよ。“出かけるのが大変”の事情をちょっと書きたかった。
次回は2011年12月6日(火)、更新予定です。
イルミネーションが点くと師走気分になります
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