外出はタイヘン
ひさびさにコンサートに行ってきました。東京は錦糸町のすみだトリフォニーホール。電車を使って約1時間、クラシックではけっこう音がいいと評価が高いシューボックス型のホールです。そこで聴いたのはジャズハーモニカ、トゥーツ・シールマンスです。むかしむかしの来日時にも聴いたことがあるのですが、また今回もなぜ? その理由は彼が89歳だからです。ナマで聴ける最後のチャンスかもしれない。で、行ったのです。
チケットはバカ高。でも気さくなおじいちゃんが子供や孫と一緒に好きなジャズをプレイしているという雰囲気はよかったですね。それも約2時間も休憩なしで。ちゃんとアンコールの曲まで用意しているなんて……。
三郷は“文化不毛の地”なので、体調に応じて都内に文化の香りを求めて出かけようと思います。次は、お誘いがあった明治大学での宇崎竜童のコンサート。ボクとしてはその後のプランも提案しているんだけどね。耳のメンテナンスから始めたいので、クラシック系を中心にしたい。
ボクは、自分が本当は高次脳機能障害じゃないのでは、と思ったりするのですが、結果論としては、そうかもしれないかな!の程度です。でもー、やっぱり出かけるのはきつい。体力も落ちているし。1回行けば次から何とかなるんだけど、初めての所は障害者にとってはタイヘン。障害があるってことは、“周囲が見えない”“看板が読めない”ってことでもあるのですよ。
ボクの場合でいうと、目に入ってはいるけれど、読むのにとっても時間がかかる。そこに手足の不自由さが加わる。高齢者も同じだと思いますが、見えていても見えない、聴こえていても聴きとれない。最近、ゆったりとした盲聾(もうろう)ビトのようなもんかなと思うようになりました。
この感覚って変ですか。
次回は2011年10月25日(火)、更新予定です。
ハーモニカが欲しかったんだよ~の世代って古いですか。谷川俊太郎の詞で小沢昭一が歌ってました
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