家族会って大切なんだけどなあ……
少し前、日本テレビで柴本礼さんが書いた「日々コウジ中」をベースにした番組が放送されました。内容的にはなんとなくで、一般の人に高次脳機能障害とはどういうものかがよくはわからなかったと思いますが、ボクとしてはほっとしました。高次脳機能障害は個人差があります。いままで放送された番組の多くは重い症状の人を取り上げたもの。普通に暮らしている人も多いのに、“差別”を増長するのではないかと心配していました。今回は、ふわっと終わったのでなんとなく安心。7月にはETVでの放送も何本かあります。
柴本礼さんの講演会が5月下旬にありました。ボクも行く予定にしていたのですが、その日は雨が強くてお休みにしました。家人だけがいきました。とてもよかったとのことです。そこでもらった資料もわかりやすく、やさしい。彼女が入っている家族会もよさそうです。柴本さんも、こうじさんも普通でいい方だったとのことです。むりしても、行けばよかった。
病気になると不安がいっぱいですよね。ボクの場合“脳梗塞”といわれ、ある意味頭がパニックになりました。いろんな連絡や、事務的作業が必要なのに、考えが及ばない。なにをどうしたらいいのかわからない。そこで頼りになるのが家族会です。家族会に入ると、経験者がいろいろと教えてくれる。行政は親切ですが、アプローチしなければ対応してくれない。そういうときに心の支えとなるのが家族会です。
家族会にもいろいろあるようです。家族だけの懇親会、専門職の方が中心に動かしている会、当事者がないがしろにされた会、行政に一生懸命働きかけている会。それぞれです。当事者のボクがいうのはおかしいんですが、やはり当事者を大切にして欲しい。当事者をあたたかく見守る視点が根っこにある会には、いろいろな人が集まってくるのではないでしょうか。
次回は2011年7月12日(火)、更新予定です。
小学校の前に咲いていた小さな花です。カワイイ!
※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。