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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

正体不明はコワイ

 高次脳機能障害ってなんでしょうか。あまりにもばくぜんとしています! なんでもありっていうような感じ。認知症に似ているようでもありますね。脳梗塞のあと、高次脳機能障害と診断されたときにはこの言葉も知らなかった。脳梗塞のマヒは低次(?)の機能障害。そこに高次が加わったのだから面白いといえばおもしろい。でも実感としてはなかった。

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 高次脳のリハビリを始めましたけど認知症のリハビリと同じよう。日記を書いたり、計算したり、ドリルをしたり。おもしろくもなんともありません。いやいやですね。療法士の方々はそこを考えてくれなくちゃ。やる気を出させる、自発的にするリハビリを、ということです。日記なんて二週間分を一日でまとめて書いていました。

 ちょっとは変なことはあったのですが、本格的におかしいと思ったのは頭の手術をしてから。何度も書いていますがカラダ全体がおかしくなった。当然あたまもです。あたまは霞か雲かでボンヤリしているし、言葉もうまく話せない。何より困ったのは新聞が読めなくなり、長い文章が書けなくなったこと。当時引き受けていた単行本の執筆は今もそのままになっています。

 でもご安心を。パーフェクトといえなくてもある程度は自分で治すことができると思います。最初に気がつくのは漢字が書けなくなること。そこでボクはテレビなどで喋っている言葉を頭の中で漢字で書いてカバーするようにしています。これはワープロやパソコンを使い始めたころからやっていました。

 時間の問題もあります。もやもやが薄れるまで一年以上かかりました。それでもメンタル、フィジカルの両面でブレが大きい。このへんが問題なんでしょうね。次回もつづきます。

 次回は2011年5月24日(火)、更新予定です。

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覚えられないものは植物、鳥、人の名前。でも可憐な花は好きです


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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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