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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

もうすぐ桜の季節ですねん

 毎日のニュースやワイドショーの震災と原発の報道。精神的にまいってます。といって見ないのもこわい。障害者の方は大丈夫だったのでしょうか。心配です。特に気になるのは精神障害のこどもたち。避難所での生活はむずかしい。ちょっとした物音や声さえも不安材料。どこかで家族や保護者とじっとしているのではないんでしょうか。と、思うとまた涙がです。

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 地震以来メンタル面がおかしくなりました。これは脳に損傷をおった方なら共通しているだろうと思います。メンタル面がおかしくなるとカラダもおかしくなる。シビレやひきつけが出たり。でも大げさにいうほどの違いではないのです。たぶん、多くのおとなは我慢して吸収してしまっている。正直に表現しているのは、こどもだと思います。やさしく対応してください。精神障害のおとなにも。認知症などもそのひとつと考えてください。

 半月間ニュースばかりみていた、わるいことばかりだったと思っていたら自然は春を運んできていました。一枚ぬいで薄着しても寒くない。外を見たら桜のつぼみがいまにも「花が咲くよー」と言っているかのよう。節電で、コンビニもスーパーもドラッグストアも暗い。でも外は春です。桜が「元気だせよ」とやってきてます。テレビのCMから流れる芸能人や運動選手の「がんばれ」よりも、桜の花ひとつがうれしいですね。

 今日は青空に白い雲がうかんでいます。もうすぐ街は桜でうめつくされます。少しは元気になるかな……。

 次回は2011年4月12日(火)、更新予定です。

kousoku110405b.jpg
蕾(つぼみ)がチカラもりもりです。被災地のかたがたもすぐにこうなりますよ


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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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