“高次脳機能障害”よりもっとやさしい言葉がいいな
「テレメンタリー」という番組、知ってますか。首都圏ではテレビ朝日で放送されています。深夜というか、早朝の2時45分からというのが困りもので、曜日は違いますが、この時間帯にはフジテレビもドキュメンタリーを放送します。再放送があるかどうかわかりませんけど、両者とも録画して見ろ、ということですかねえ。ともかく、夜中にオシッコに起きた時に見られたら見てください。
1月31日のテレメンタリーのテーマは“無年金障害者”でした。その一例として紹介された男性は、交通事故で頭部に傷を負って高次脳機能障害になった方でした。この方は事故後に約1年間年金未納になり、納付期間がたった3カ月足りないだけで障害年金がもらえない。“年金難民”は隠れ難民を含めて多いようです。
それにしてもその男性の障害がスゴイ。高次脳機能障害は見えない障害といわれますが、画面からはハッキリ見えました(・・・・・)。脳性マヒに匹敵する。それ以上かもしれません。でもれっきとした高次脳機能障害なのですね。画面を見続けるのが辛くなるほどです。この番組を見て、高次脳機能障害者はみんながこういう障害なんだと思われないか、チョット心配……。
高次脳機能障害について、やさしく紹介しているのがNHKの教育テレビ。1月の番組では「高次脳機能障害」ではなく、「脳の機能障害」という言葉を使っていました。当事者には、そこにやさしさを感じられるんですよ。扱っていたテーマはピアカウンセリング。家族ではなく当事者の困りごとをどう解消するかという切り口でしたが、脳の機能障害者の就労を含め、うまく構成されていたと思います。チョットした脳の機能障害。本人にとっては脳をスリむいたようなもんなんですよ。わーかるかなー!
次回は2011年2月15日(火)、更新予定です。
建物に反射する夕陽もオツなものですね
コメント
はじめまして。主人が4年前に原因不詳の脳炎後、高次脳機能障害になりました。毎日リハビリの日々です。三郷市在住です。いろいろ検索したらこちらのブログにたどり着きました。時間があるときにまたお邪魔いたします。定期更新されていて素晴らしいですね。応援しております。ではまた。
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