社会生活は暗算から!
久しぶりにタクシーに乗りました。どうも乗用車のような車高の低いクルマは乗りづらい。乗るコツは習ってあります。ご婦人が乗るときのようにお尻からクルマに入る。けっして頑張って足から乗り込んではなりません。健常者ではないのです。このときに頭をぶつけないように注意です。
お上品に乗り込んだらひと安心。ほっ! ではありません。ここで気がつくと左足が外に出たままになっている。そう、マヒしているために存在を忘れてしまうことがあるのですね。かわいそうな“あんよ”。えんやこらと引きずり込んで、行き先を言います。これで発車です。杖を持ってガタガタやっていると、だいたい「ゆっくりでいいですよ」と言ってくれます。こちとら早くしようったってできないのですが。
目的地に着いたら支払いです。料金はワンメーター上がって800円。福祉タクシー券を持っているので、710円はタクシー券で払います。残りを現金でですが、小銭がない。千円札でお釣りをもらう。この間の暗算が混乱してしまうのです。なんてことない簡単な計算なのですが、800円から710円を引いて、千円から90円を引いた910円がお釣り。この計算を支払いをしながら一瞬にすることができない。お釣りの確認はクルマから降りてゆっくりやります。埼玉県の場合、手帳を提示すると支払い分もさらに1割引きになるそうですが、そこまで考える余裕はありません。
引き算の暗算は苦手なのですが、簡単なものならできます。でも、今回のように複数の動作を一緒にするとなると、混乱してしまうというわけ。これは直前の記憶の真偽がハッキリしなくなるのが理由のよう。合っているかどうか迷ってしまうのですね。メモを取るなど工夫次第で、引き算の暗算って、少なくできるものですよ。とにかく不可抗力の事態に陥った場合は無理をしないことですね。
次回は2010年12月28日(火)、更新予定です。
奈良の橿原は古代史の宝庫。久米寺は線路の向こうです
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