ページの先頭です。

ホーム >> アクティブシニアサポーターズ >> アクティブライフ入門
コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

スロースロースロー、スロー

 スロースロースロー、スロー! ダンスなら、スロースロークイッククイックなのですが、ボクの場合は全部スロー。

続きを読む

 身体も頭もクイックができないわけじゃない。身体だって結構俊敏に動きますよ。持久力はないけど、瞬発力はまだまだ。でもあぶない。すばやく動くけどコントロールがうまくいかないことがある。頭からの指令に慣れていないってわけ。一瞬だけなら対応できるけど、その一瞬で転んでしまっては元も子もありません。

 頭も同じことです。つねにのんびり屋さんではない。ふだんは頭の中は以前と同じようなスピードで動いている。でも、外に向けてなにかをしなければとなると、身体が“防護モード”に入ってしまう。すると、今度は注意や思考が追いつかないのです。これは複雑な作業をすると頭の中がこんがらがってくるので、ゆっくりモードになるということでもありますね。新たに身につけた処世術です。

 以前は、世の中の流れに合わせて動いていました。道を歩くときは人に合わせてです。でも、それができなくなった。無理して合わせようとすると疲れるし、できない。そこをカバーしてくれるのが杖であり、ぎこちない歩き方。これならマイペースで歩くことができます。ボクにとってはマイペース=ゆっくりということなのです。

 頭も同じなのですが、頭には杖のような見てわかるものがありません。スーパーなどでゆっくり支払っていると迷惑になることもあります。その場合はジャマにならないように支払いをするなどの工夫が必要です。ボクは暗算が苦手になったので、電卓を持ち歩いて事前に計算してから支払いをなんて考えています。まだ実行はしていませんが。

 次回は2010年12月7日(火)、更新予定です。

kousoku101130.jpg
今年はあっという間に秋が過ぎ去ってしまいました。というわけで、ススキもほんのちょっとおすそわけ程度です


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

コメントを投稿する




ページトップへ
プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
メニュー
バックナンバー

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books