リハビリは苦痛か快楽か!
それにしてもリハビリはつまらないですよ。脳梗塞のマヒのリハビリと五十肩のリハビリをしていますが、どちらも最初は指示どおりに身体を動かすことができない。これは当たり前ですね。動かないからリハビリに来ているわけだから。それにしても“うんとも、すんとも”動かないのは情けなくなります。そこを乗り越えると、ちょこっと動くようになる。達成感というほどではないんですけど、うれしいです。
療法士の方もその辺を少し考えてくれるとうれしいなと思います。できないことを延々とさせるのではなく、できそうなことをはさんでくれるなど。勉強や仕事も同じだけど、カリキュラム作りの基本ですよね。リハビリで訓練するのは、少し前まで日常的に行っていた動作。頭の中ではできて当たり前のことをいちから学ぶ。それも動かない身体で。これが苦痛なんです。スポーツの練習との違いですね。
歩行訓練といっても1週間前まで普通に歩いていた。ボクの場合、事故にあったわけでもない。なのに、歩けなくなってしまった。で、リハビリで歩く練習をする。頭の中では歩けるのだけど、実際には足が動かない。筋肉の動きから学び、足に教え込んでいく。これが大変なんです。自己流にやると、変なクセがついてしまうとのこと。子どもが歩けるようになるまでの作業を、いちからやり直すのです。
ボクの場合は右半身がかなりまともなので、リハビリでいつも言われるのは、「右側をまねしてください」。見本が横にあるのは便利なんだけど、なかなかまねはできません。五十肩のリハビリでも「右肩のように」と言われたけど、右肩も痛い。両肩のマッサージとなると、何が足りないかというと手。つくづくもう一本手が欲しいと思いましたね。
※前回コラムの後半です。ぜひ前半もお読みください。
次回は2010年11月16日(火)、更新予定です。
これが事業仕分けで有名になったスーパー堤防です。運動公園としてはいいですね
※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。