デイバッグが背負えない
2010年04月20日 13:00
高次脳機能障害には「地誌的障害」があるといわれます。外出すると戻れないといった現象。ボクにはこれはない。地図も正確に読めるし、迷子になったことはない。
でも、三郷の街はほとんどわかりません。それは車の運転だけでなく、自転車に乗ることも禁止されているからです。杖歩きとバスだけでは行動範囲が限定されてしまいます。
外では迷子にならないボクですが、家の中では似たような「障害」が起きるのです。
まずは服が着れない。Tシャツやトレーナー、セーターを着るとき、必ずのように前後をまちがえるのです。その前に、どう着たらいいのかがわからない。セーターを手にして途方に暮れることもあります。じっくり見て、ゆっくり確認すればなんとかなります。
でも、ボクにとってはかなりの苦痛。
服はなんとかなっても、デイバッグになるとさらに困惑。どう背負ったらいいのかわからない。どっちに左手を入れて背中にまわし、どこに右手を入れたらいいのかわからない。
不思議なのは、なんにも考えないとうまく背負えることがあるけど、考え始めるとダメということです。これも障害のひとつだそうです。
いいおとながデイバッグと格闘している姿は、はたから見るとおかしいでしょうね。
次回は2010年4月27日(火)、更新予定です。
毎日のように低空飛行の飛行機が通り過ぎていきます。たぶん自衛隊機
コメント
こんにちは。
私も、10年前に交通事故により、右半身不随の肢体障害と高次脳機能障害を受傷したのですが、病院の心理士の先生が言うには、文章を書くことが良いみたいですよ。
私も、その病院にいたときのリハビリで自分を紹介するプロフィールのようなものを原稿用紙のようなものに書かされました。
もっとも、私はその書いた文章を元に、200ページぐらいのエッセイ集を書き上げ、出版しましたし、その後、文章を書くことにはまって、恋愛小説をも書き上げました。
その恋愛小説は、ある文学賞に応募しところ、月間優秀賞なるものを頂きました。
まぁ、これは偶然かもしれませんが、たぶん、長文を書くことは良いリハビリになると思います。
参考までに、私のWebサイトです。
http://www.h6.dion.ne.jp/~a-kiti/
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