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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

バリアフリーって!

 埼玉県三郷市に越してきて1年ちょっと、早稲田団地に住んでいます。5階ですが、エレベーター付き。でも、周囲の5階建て団地はエレベーターがない。
 身体のトラブルのときはどうするのだろう。けがなら治れば階段でもいいのだけど、治るのが難しい障害の場合は……、お年寄りは大丈夫かしら、心配です。

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 バリアフリーの部屋を選んだこともあるけど、部屋の中は完全にまっ平ら。玄関に小さな段差があるだけです。街も同じ。引っ越し当初、さすが住宅公団による設計。街づくりまでバリアフリーじゃないかと思いました。
 なんたって駅から団地まで、交差点も車道と歩道の段差はスロープになっています。でも、実はこれが問題でした。
 自転車や車椅子、乳母車の移動にはいいのでしょうが、歩くにはきつい。

 高次脳機能障害のせいか、歩きながら周囲を見回すことができない。微妙なスロープの認識が難しいのです。頭もユラユラしているし。段差だったらその存在がはっきりわかります。小さな段差なら越えることができます。

 で、交差点では5メートル前で止まって、時間をかけて道路の状態と車をチェックすることを心がけています。ゆるいスロープに入ってからだと負担が大きいから。

 ボクが外出時に杖をもつ最大の理由はスロープのため。杖がないと、つんのめってしまいそうなのです。以前、杖なしのとき、うまく手でカバーできなくて、顔からコケ、カラス天狗顔になったことも。車椅子や乳母車も気を抜くと勝手に走って行ってしまうという声も聞きました。スロープ・イズ・ベストではないのです。

 次回は2010年4月13日(火)、更新予定です。

0406.jpg
三郷のライオンは垢抜けないところがかわゆい
(三郷市文化会館の前にいる)


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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