菅さんの居座り!
2011年06月09日 11:10
●ある意味、ウルトラCでした。
「内閣不信任案」というのは、野党が唯一繰り出せるミサイルみたいなもので、一発勝負です。
当初はその不信任案に、民主党の一部が賛成に回る……っていうんで、管政権にとっては、危機的な状況になっていました。
そこで管さん、早期辞任をほのめかします。
「どっちみちすぐやめますから」となれば、そりゃわざわざ党を分裂させることもないかってんで、民主党の多くが反対に回り、結局不信任案は否決されたのでした。
●さてここで、完全にハシゴを外された格好となったのが、前首相の鳩山さんと、松木謙公議員でした。
完全に宙に浮いてしまいました。
ちなみに、三宅雪子議員がどっちに「転ぶ」か、ひそかに楽しみにしていましたが、何もありませんでしたなあ。
●「国民を愚弄している」と人々の声は大変厳しいものでしたが、でもよ~く考えてみましょう。
そんな人たちを選んだのは、我々国民なのです。
ありえない仮定の話ですが、私が民主党の議員だったならば、マニフェスト違反という「詐欺罪」で国民を騙した罪の意識を強く感じ、間違いなく反対票を投じていたでしょう。
●いつも思うのが、「ちゃんとした大学を出た国会議員に、それほどの人がいない」のに、「中学ぐらいしか出ていない中小企業のオッチャンに、すごい人がいる」ということです。
そうなんです。
日本では、優秀な人材は、みんな経済活動に流れて行ってしまうのです。
●師匠談志は、落語会で、客席を見渡しながらよくこんなことを言います。
「国会議員は、このなかから選ばれるんだよ。たいした人が出て来るわけないよ」。
名言です。
次回の選挙では、よーく考えて投票しましょう!
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