北朝鮮と市川海老蔵の共通点
2010年12月02日 09:40
●「北朝鮮の砲撃」と「海老蔵さんへの襲撃」
今回は2つの事件の、ともに世間を震撼させたという以外の共通点について探ってみます。
●前者は、「世襲側が加害者」になった事件、後者は「世襲側が被害者」になった事件といえるのではないでしょうか。
誤解を恐れずにあえて言うなら、両者とも「世間知らず」。
周りが見えていないような気がします。
無論、海老蔵さんに怪我を負わせた人間を擁護する気持ちはまったくありませんが、「体調不良で記者会見をキャンセルした当日」の行動としては、どう考えても不可解です。
「君子危うきに近寄らず」
どこかで、特別扱いされて当然だみたいな意識が、あったのではないでしょうか?
●「世襲」。これって上手く機能すると、素晴らしいシステムだと思います。
小さい頃から将来の方向を限定するということは、外部の雑音をある意味遮断できますし、親代々から譲り受けた財産がムダにならないという点では、非常に効率的です。
ただその一方で、外部からの参入を限定(あるいは拒否)し、競争を排除してしまうという弊害も大きいのです。
要するに世襲のもたらすデメリットは、「子煩悩」がもたらすマイナス面なのでしょう。
恐ろしいです。
「わが子かわいさ」という「特別扱い」が、伝統文化のみならず国家体制にまで波及したとなると……
●とりあえず、歌舞伎の世界ならまだしも、政治家の世襲だけはやめさせませんか?
わが国の北朝鮮化を、未然に防ぐためにも。
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