長野落語会に出演しました!
2010年09月02日 09:40
●先日、開始から28年目になる老舗地域寄席、「長野落語会」に呼んでいただきました。
一門の大先輩、立川龍志師匠が二つ目だった頃から始まり、私、談慶の大師匠にあたる故・柳家小さん師匠、そして上方落語界の重鎮・桂米朝師匠という両「人間国宝」、また、故・古今亭志ん朝師匠や柳家小三治師匠、そしてわが師・談志という大御所が、きら星のごとく出演してきた地方での落語会は、めったにありません。
何より、現在も継続中というのが素晴らしい!
●大きなスポンサーさんがいるわけでもありません。派手な広告活動をしているわけでもありません。
なのに当日は、長野市内のホテルに600名弱ものお客様が集まり、大盛況。またよーく笑うんだこれが(笑)。
私も「死神」を演じましたが、こちらが感謝したくなるような大爆笑でした。やはり落語はライブです。
●聞くところによると、「世話人」と呼ばれるスタッフの皆様方が、率先してチケット販売から当日の会場設営、芸人の迎えやらの接待をしているとのこと。
「役割分担」と「責任の所在」こそが、会を持続させ反映させる秘訣なんだなあと勉強になりました。
そんなシステムは、きっと「28年もの間、落語を愛している」という月日が自然とこしらえたものなのでしょう。なんて素晴らしい!!!
●「すべてがテキスト」なんですな。
芸人の場合は、ま、どんな世界でもそうかもしれませんが、「成功方程式」なんざありません。自分で編み出すしかないのです。
身近なところに、意外なヒントがあるのですな。
いやあ、頂いたのはギャラだけではありませんでした。
勉強になりました!
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