近頃危惧すること

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●ＮＨＫ、大相撲・夏場所の中継中止

大打撃を食らった格好の日本相撲協会ですが、NHKが夕方に「ダイジェスト版」をオンエアするとのこと。これには正直、私一抹の不安がよぎるのです。
相撲の醍醐味は一言で言うならば、「仕切りの間」にあります。時間が近づくにつれ、両力士の頬が紅潮してゆくさまは、まさに「日本文化の間（ま）」そのものなんです。
かくいう私も、子どもの頃は「じれったいなあ、すぐに取り組みを始めちゃえばいいのに」と思ったものですが、年を重ねるにつれて、この間があるから相撲の面白さは増幅するんだなと理解してきました。
それがダイジェスト版となると、一部の視聴者から、「こっちのほうが手っ取り早くていいや」という声が高まって、「じゃあ次回の謹慎明けの場所からは、ＮＨＫはこのスタイルでいこうか」ということにでもなったら、まさに文化の崩壊ですぜ。杞憂に終わることを祈りますが……。




●吉永小百合さんの「アクオス・クアトロン」のコマーシャル

ごらんになりましたか、あのコマーシャル。微妙に「上から目線」ですよね。
要するに、アクオス・クアトロンは、テレビの「三原色」に新しい一色が加わってより鮮やかに見えますよということなんですが、「あ、そうでした。皆様方が今ご覧になっているその旧型テレビでは、違いがわかりませんよねえ」みたいな響きに聞こえるのです。
ま、私はサユリストでも何でもありませんが、吉永さんがそうおっしゃるのなら、なんでも許せちゃう気分になるんですな。結局、美人は得だってことなのかなあ。




●サッカーW杯・予想タコ

ドイツの水族館のタコが、W杯の８試合全部の勝敗を当てました。お見事！　
各方面から「ぜひ買いたい！」という声が高まっているそうですが、関係者いわく、「これは売らない（占い）！」。


今週も、お後がよろしいようで。