「いいひと」に思われたい症候群
2009年10月22日 09:00
政治家の所信表明演説やらタレントの謝罪会見、その他、いろんなインタビューなどなどを目にして、しみじみ思いました。
みんな、「いいひとに思われたい……」って、ずっと念じているんでしょうね。
だから世の中、窮屈に感じるのだと私は思います。
だいたい「いいひと」って、そもそも何なのでしょう?
「電車の中でお年寄りに席を譲る人」?
「ボランティア活動に励む人」?
「子供にしゃがんで話しかける人」?
「お金を貸してくれる人」?
悲しいかな私には、その程度のイメージしか浮かびません。
それらに1つ共通して言えるのは、「儲からないことを惜しみなくする人」でしょうか。
ま、家のローンと子育てと落語の鍛錬、そしてこのブログを始め数々のレギュラーを抱えている私には、到底なれそうなものではないことはたしかです。
でも、でもです。
そんな「いいひと」を続けていると、「周りから使われやすい人」、すなわち「どうでもいいひと」になってしまうような気がしてならないのです!
世間は怖いもの。
うがった見方をすれば、世間は常に「扱いやすい人を要求し続ける組織」なのかもしれません。
そんなのに巻き込まれたら、もう大変。
ドラマで「いいひと」を演じた草薙君の例を出さずとも、「いいひと」でいる軋轢たるや大変なものです。
「いや、それでも私は、世間からいいひとだと思われ続けたい!」というあなたへ……。
「募金」をしましょう。
スーパーとかのレジ脇によく置いてあるでしょ。
森林増加やら盲導犬育成やらの。
あそこに、お店の人にわかるように、これ見よがしに千円札を入れるのです。
小銭を寄付しただけでもお礼を言われるのですから、破格の千円札投入は豪快ですぜ。
「いいひと」への一歩は千円から。
なんとお安い投資ではありませんか!
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