さつき大福【春のおやつ】
5月になって新芽が芽吹き、さつきの花が咲き始めました。土の上の緑から花が咲くイメージで作った爽やかなお菓子です。冷たいお茶とともに、どうぞ。
【材料】(小ぶりで30個分)
皮…白玉粉 100g
水 180cc
砂糖 200g
水飴 20g
緑の色粉 微量
中身…小豆粒あん 450g
飾り…羊羹(ピンク色)
粉寒天 4g
水 280ml
グラニュー糖 120g
白あん 140g
赤の色粉 微量
水 少量
打ち粉・片栗粉 適宜
準備:小豆粒あんは15gずつに分けて丸めます
【つくりかた】
1.ピンク色の羊羹をつくります
(1)鍋に粉寒天と水を入れて、中火で煮溶かします。粉寒天が溶けたら、グラニュー糖を加えて煮溶かします。
(2)少し煮詰めてから火を止めて、白あんを加え混ぜます。再度、中火で煮て、沸騰してきたら火を止めます。
(3)粗熱がとれれば、水で溶いた赤の色粉を少しずつ加えて好みのピンク色にします。
(4)流し缶に入れて冷やし固めます。(水羊羹を作るときと同様です)固まったら、薄く切り、好みの花型で型抜きをします。
2.耐熱ボールに白玉粉と水を混ぜます。ダマがなくなったら、砂糖を混ぜます。
水で溶いた緑の色粉をほんの少しくわえ、溶き混ぜます。
3.電子レンジで2分加熱してから、取り出してかき回します。また電子レンジで2分加熱してから、取り出してかき混ぜます。最後に再度、電子レンジで3分加熱して、(レンジの中で大きくふくれたら)取り出します。
4.3のボールに水飴を加えて混ぜ、透明感のある生地に仕上げます。
5.打ち粉として片栗粉をしいたバットの上に、4を広げ、30等分します。
6.30等分した生地を手に持ち、小豆粒あんを包み、最後に花型の羊羹を飾ります。
◆ちょっとヒント◆
・緑色の生地の中身を白あんにすると、さわやかな黄緑色に仕上がり印象が変わります。
1年間にわたり、週2回更新していた本コーナーは今回が最終回です。
今後も、お菓子のレシピは、お料理レシピ集でご覧いただけます。
季節ごとに検索ができますので、ぜひご活用ください。
1年間のご閲覧、まことにありがとうございました。
コメント
最後にふさわしく華やいだお菓子で締めとなりました。1年間96品目 様々なお菓子が登場しました。これらを通してみて、気がつきました。
最近の健康志向で体に良いとされている食べ物に昔からの伝統食品があげられています。お茶、胡麻、寒天、豆・・等、 それらが和菓子の主材料にもなっているのですね。お菓子を口にして楽しみながらも体に良いものがとれるようになっています。そしてそれらは明治になって欧米から入ってきたコーヒー、紅茶、カカオ、乳製品とも良く合って新たなお菓子ができています。日本人の知恵てスゴイ!ということです。今の我らは先人が残してくれたすぐれたものに感謝し、後世に伝えていかねばなりませんね。
お菓子のブログ、これからのベルの会の活動に、またご家庭でもに大いに活用して、美味しい手つくりの味を楽しみましょう。
100近いお菓子の世界、いつも楽しみに拝見していました。
既製品とは違う、どこかお手製の優しさがあって、懐かしい気持ちになったものです。
疲れたときとか甘いもので何度助けられたか。
ほんとうにおつかれさまでした&ありがとうございました。
あら、本当に、最後になりましたね!よくもまぁ、一年間もちました?!半信半疑で見守っておりましたが、ご苦労様です。ごちそう様です。
終わりにしみじみ思うこと、「白あん」て偉い!
随分色々なお菓子に使われましたね~。白あんは、何色にも染まり、あらゆる味や香りにも馴染み、七変化どころか、縦横無尽でしたね。こんな材料ってあるかしら?と今さらながら感動しています。「おやつ」という言葉の優しさも一緒に味わいましたね。とにかく、拍手!!
長い間ご苦労さまでした。季節にあったたくさんのお菓子を毎回ていきょうする側はさぞ大変でしたでしょう。お菓子が入るだけで松花弁当に花が咲いたようでした。これからも楽しみにお弁当を待っている方に美味しいお菓子を運んでください。ありがとうございました。
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