柏餅【春のおやつ】
2010年05月21日 09:35
柏の葉は古代より食器が代わりにされていました。柏の木は新芽が育つまで枯れないので子孫繁栄の縁起を担ぎ、端午の節句を祝うお菓子と江戸時代から広まりました。
木の葉を用いたお菓子には他に椿餅、桜餅があります。いずれも餅菓子に使われており、その風情に季節を楽しませてくれますが、本来は持ち運ぶとき粘り気が手につかないために利用されたようです。紙が貴重で、ラップもない時代には木の葉はこういう役目もしていたのですね。