さつき大福【春のおやつ】
5月になって新芽が芽吹き、さつきの花が咲き始めました。土の上の緑から花が咲くイメージで作った爽やかなお菓子です。冷たいお茶とともに、どうぞ。
浮島ロール【春のおやつ】
和菓子では白あんと卵をあわせて蒸した生地を浮島といいます。カステラ生地とは異なる軽い口当たりを味わってください。
茶通【春のおやつ】
お茶の葉っぱをそのまま使った面白いお菓子です。茶の香り豊かな新茶の頃にふさわしいおやつです。コロンとした形もかわいらしく、つい1つ2つと手が伸びてしまいます。
このお菓子は「ちゃつう」と読みます。茶道を学ばれた方は「さつう」とよまれたのでは? 茶道のお手前とお菓子は読み方が違うのですね。
柏餅【春のおやつ】
柏の葉は古代より食器が代わりにされていました。柏の木は新芽が育つまで枯れないので子孫繁栄の縁起を担ぎ、端午の節句を祝うお菓子と江戸時代から広まりました。
木の葉を用いたお菓子には他に椿餅、桜餅があります。いずれも餅菓子に使われており、その風情に季節を楽しませてくれますが、本来は持ち運ぶとき粘り気が手につかないために利用されたようです。紙が貴重で、ラップもない時代には木の葉はこういう役目もしていたのですね。
紅茶羊羹【春のおやつ】
紅茶といえばイギリスのティータイムが思い浮かびますが、紅茶は中国で生まれ、1610年頃にオランダの貿易商が中国で買い付け、イギリスに伝えました。紅茶も緑茶も烏龍茶も同じ茶葉でできていますが、発酵の仕方が違うだけというのは有名な話ですね。
「紅茶と羊羹?」と意外に思われたかもしれませんが、ルーツを知ると和風のお菓子にも合うことに納得です。
抹茶包み【春のおやつ】
抹茶は、古代中国で漢方薬として飲まれたのが始まりと言われています。日本には遣唐使によって伝えられ、医薬品として珍重されたそうです。以後、現代にいたるまで、ビタミンやカテキンを含む健康的な飲み物として愛されています。
抹茶風味豊かな新茶の季節にふさわしい鎌倉ベルの会オリジナルのお菓子です。
ブランマンジェのブルーベリーソース添え【春のおやつ】
ブランマンジェとはフランス語で白い(blanc)食べ物(manger)のことです。
中東で作られたのが始まりとされるこのお菓子は、7世紀にヨーロッパに持ち込まれ、13世紀にはフランスの料理本で紹介されています。以来、世界中で好まれている歴史あるお菓子です。
いちご道明寺【春のおやつ】
少しのぞいているいちごの姿がかわいらしく、甘酸っぱい春のおかしです。道明寺粉を使うことで、もちもちした粘りが出て食べ応えも十分です。道明寺粉は、糒(ほしい:もち米を水に漬け蒸した後、乾燥させた保存食)を粗挽きしたものです。大阪の藤井寺市にある道明寺というお寺で最初に作られたことからこの名前がつけられました。