シベリヤ【春のおやつ】
2010年04月19日 10:00
まずは名前に惹かれるこのケーキ。由来は、真ん中のようかんをシベリアの凍土、または鉄道路線に見立てたことにあるそうです。大正時代に子どもに大変好まれたおやつで、近年また復活しました。スポンジ生地とようかんがうまく合った和洋折衷のお菓子です。
【材料】(18.5cm 角の焼型)
A
卵 3個
砂糖 90g
小麦粉 70g
牛乳 大さじ2
B
粉寒天 小さじ2/3
水 120cc
小豆こしあん 380g
【つくりかた】
(1)Aでスポンジ生地を作ります。
①小麦粉と砂糖はそれぞれにふるいます。
②型の底と側面に紙を敷きます。
③ボールに卵を割りほぐして砂糖を加え泡立てます。泡立器で生地をたらすと細い帯が少し積もってから消える程度まで泡立てます。
④小麦粉を加え、ゴムベラでボールの底から返すようにして粉気がなくなるまで混ぜます。
⑤牛乳を混ぜて型に流し160度のオーブンで20分焼きます。
⑥焼き上がったら冷まして厚みを半分に切り、1枚を焼き型に戻します。型には紙を取り除き、ラップを1枚長く敷いておきます。
(2)Bでようかんを作ります。
⑦鍋に分量の水を入れ、粉寒天を振り入れて加熱します。
⑧煮立ったら弱火にして2~3分木ベラで混ぜながら煮ます。
⑨あんを加えてなめらかになるように混ぜ、火を止めます。
(3)あんの粗熱を取り、少し固くなり始めたら型に入れます。
(4)もう1枚のスポンジを重ね、ラップに包みあんが固まるまでおきます。
(5)先が少し平らな三角形に切ります。
◆ちょっとヒント◆
・あんをスポンジに流す時、スポンジ生地がしっとりとしているうちに流します。そうするとスポンジとあんがよくなじみます。
次回は4月23日(金)更新予定です。お楽しみに!
コメント
シベリヤ!遂に登場しましたね。「何でシベリヤ?」と随分前からお菓子担当者の間でお茶の時間に話題になった、アレ。私は家に帰りネットで色々調べましたよ。同じ思いの人がなんと沢山居たことでしょう!近年復活したのですか?私が子供の頃近所のパン屋さんにありましたよ(一度も買ったことがないカステラ菓子でした)。きっと当時手に入る材料で誰かが工夫してシベリヤの抑留時代を偲んで作ったのだろう、とか、シベリヤの地に似た様なお菓子があったのか?などと想像が膨らみます。
私はシベリヤ というお菓子を知ったのはテレビです。もう10年以上もまえかしら? 長方形のものです。こんなお菓子があるんだと思っていました。そのうちにスーパーに入っているパン屋さんに テレビと同じ「シベリヤ」が売り出され、テレビの影響のすごさを感じました。
大正時代に子供のおやつだったということはシベリヤ抑留とは時代が異なりますね。
いずれにせよ、カステラと羊羹の取り合わせ、日本人の知恵ですね。
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