冬の夜空(小豆鹿の子)【冬のおやつ】
2009年12月28日 13:00
空気が冴え渡るこの季節、星の瞬きがことさらきれいに見えます。そんな冬の夜空を小豆と羊羹で表現しました。黄色い星に「来年も良い年になりますように」の願いを込めて。
【材料】(10個分)
小豆こしあん 100g
ぬれ甘納豆 150g
<A( 星型の羊羹)>
粉寒天 1g
水 80cc
グラニュー糖 50g
白あん 100g
黄色粉 適宜
<B(つや天)>
粉寒天 1g
水 100cc
グラニュー糖 50g
【つくりかた】
(1)<A>の材料で星型の羊羹をつくります。
・粉寒天と水を合わせて煮溶かし、沸騰させます。
・グラニュー糖と白あんを加え、よく溶かします。
・黄色粉を水溶きして着色し、流し缶に2mmほどの厚さに流します。
・固まったら星型の抜型で抜きます。
(2)小豆あんを10等分して丸めます。
(3)手のひらにぬれ納豆を10粒ほど取り、丸めたあんを包むようにつけます。
(4)(3)に星型の羊羹をつけます。
(5)<B>の材料でつや天をつくります。粉寒天と水を合わせて煮溶かして沸騰させて、グラニュー糖を加え溶かします。
(6)(4)につや天をスプーンで全体にかけます。
◆ちょっとヒント◆
・「鹿の子」とは子鹿のまだら模様に似ていることから来ているそうです。
・つや天は見た目をよくすることと、乾燥を防ぐためのものです。寒天液が固まらないうちにかけましょう。
・花型の抜型等を使って、季節の趣を楽しむことができます。
・甘納豆はぬれ甘納豆を使ってください。和菓子屋さんのものがありますが、製菓材料店で入手できます。乾燥した甘納豆ではあんに付きません。
次回は来年1月8日(金)更新予定です。みなさま、よいお年をお迎え下さい。
コメント
はいはい、夜空に希望の星が一つ瞬いておりますね!今年最後を飾るベルの御菓子。鹿の子は過去18年間(確か)片手の指で済むくらいの回数でしたでしょうか?…でもこんなに凝ったのは初めてでした。腕前が上がったものだと感心しております。松花堂のお弁当箱の中にこの御菓子と同居するオカズは何?またしても頭を抱えてしまいました。見た目地味で、香りも弱い…でも美味しい。「うん、美味しいぞ!」とお肉、お魚、そして野菜を召し上がって、さて熱いお茶と鹿の子。今回は鹿の子を引き立てる黒子に徹してお献立をたてたのでございます。
冬の夜空って素敵な名前ですね。大晦日の夜・・2009年から2010年に変わる夜、月も星も綺麗な夜空でした。このお菓子はそんな時を思い出させます。一手間も二手間もかかってこんな和菓子が出来上がるんですね。銀座4丁目の鹿の子のお店にも並べたいくらい上品です。見た目でも「ごちそうさま!!」って言いたくなりました。
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