柿羊羹【秋のおやつ】
2009年10月23日 09:00
柿の甘さは秋の味。ふるさとを懐かしく思い出す人も多いのではないでしょうか。美しい色味とともに楽しみましょう。
【材料】(14cm×11cm×4cmの流し缶)
柿 400g(正味)
粉寒天 4g
水 180cc
砂糖90g
レモン汁 小さじ2
ブランデー 小さじ2
【つくりかた】
(1)柿は洗って皮と種をとり除いておきます。
(2)フードプロセッサーにかけてペースト状にします。
(3)鍋に粉寒天と水を入れて火にかけ、煮溶かします。
(4)砂糖も加えて溶けたら火からおろします。
(5)火からおろした鍋に、(1)の柿のペーストとレモン汁とブランデーを加えます。
(6)全体が混ざったら、流し缶(事前に水でぬらしておく)に入れて粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて、冷やし固めます。
◆ちょっとヒント◆
・秋になり、柿が店先にたくさん並んだらぜひ作りたいお菓子です。
・粉寒天を煮溶かす時はは必ず2~3分沸騰させます。
・流し缶で作りますので、四角く切ったり・丸くくり抜いたりできます。
コメント
柿羊羹といえば大垣ですね。青竹を縦半分に切った中に柿色の羊羹が流し込まれています。切ると竹の内側の白さが鮮やかに輝いて、濃厚な羊羹の味とともに見た目も楽しめる羊羹です。
実家のほうで名古屋方面の知り合いから戴いており、大垣の地名はそれで知っていました。
大垣は芭蕉の「奥の細道」の最後の地で有名ですが、そんなことを知ったのはもっと後のこと。先に羊羹のほうで知っていました。
このお店は創業250年の老舗。でも芭蕉さんは残念ながら口にできませんでしたね。
最近名古屋方面に行った折、柿羊羹を買い、久々に口にしました。器の青竹は昔より小ぶりになっていましたが、お味は変わっていませんでした。
竹の器は残してあるので、それを使って、このレシピでベル風柿羊羹を作ります。
柿羊羹・・・これまた懐かしい!そうそう竹の筒を縦に割って、一節分のツヤツヤしたあれですね。私は富有柿が好きなんですが、干し柿や柿羊羹といったお菓子には少し腰が引けてしまいます。芭蕉さんは存じませんでしたが、子供の頃父の出張のお土産で初対面。わ、きれい!と一切れ切り出してパク。(><#)・・・でしたね。今回一工夫されてレモン汁とブランデーに駆けつけてもらった心が「分かるなぁ」です。この頃ジャムにされてしまうこともあるけれど、還暦を迎えようとしてなおこの柿由来のお菓子になじめない
頑なさ、なんとかしないと!
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