水無月【夏のおやつ】
2009年06月22日 09:00
いにしえから伝わる、節目のお菓子です。
【材料】(流し缶15cm×15cm 1個分)
白玉粉 40g
葛粉 30g
水 300cc
砂糖 100g
上新粉 100g
甘納豆 80g
【つくりかた】
(1)流し缶にクッキングシートを敷きます。
(2)ボールに白玉粉と葛粉を入れ、水を少しずつ注ぎ入れながらダマができないようによくかき混ぜます。
(3)(2)に砂糖、上新粉を加え混ぜて、漉し器に通します。
(4)(3)の9割ほどを流し缶に注ぎ、蒸気の立った蒸し器に入れ、20分蒸します(露が落ちないように蓋に布巾をします)。
(5)(4)に甘納豆を散らして、残りの生地を注ぎ、さらに15分蒸します。
(6)冷めてから等分に切り分けます。
◆ちょっとヒント◆
・「水無月」とは旧暦の6月の名称です。6月30日、神社では半年の穢れ(けがれ)をはらい、残り半年の無事を祈る夏越の祓(なごしのはらえ)が行われます。この日にお菓子の「水無月」をいただく慣わしがありました。
・昔は氷室の氷を口にできたのは、宮中の人たちだけでした。庶民はういろう菓子を三角形にして氷に見立て、氷の替わりにしていたそうです。また小豆の赤は魔よけと信じられていました。夏の疫病に罹らない願いも込められています。
コメント
水無月とはういろうなわけですか?!ふぅ~ん、氷室の氷は「レア物」で身分の高い人の口にしか入らない!だから手近なお菓子でナンチャッテ氷
かぁ・・・時代は違っていても人の思いはさして変わらないんだな、としみじみ感じました。何時だったか、水無月をお弁当に入れようとお献立を作ったら「今はその時ではない」と待ったが入りました。自分が「あれ美味しいから」との思い付きでなく、季節感や歴史など根拠のあるお菓子選びを心がける!茶の湯などに通じるものですね。
腑に落ちました。
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