第51回 めまい・その3 ―胸椎2番体操で、くらくらタイプのめまいを改善
けあサポをご覧の皆さん、こんにちは。
今回は、4月のテーマ「めまい」の3回目です。
ひと言で「めまい」といっても症状はさまざまですし、また原因も異なります。このコーナーでは、症状の特徴をとらえて、3つのタイプに分けて均整アドバイスをお伝えしています。
〔均整ワンポイント・めまい編〕
★くるくるタイプ
――目が回り、景色がくるくる回転しているように見える。主に三半規管のトラブルが原因。
★くらくらタイプ
――くらっと立ちくらみがし、目の前が暗くなる。低血圧や貧血などが原因。
★ふわふわタイプ
――身体が浮いて、揺れているような感覚がある。脳の疾患あるいはホルモン異常などが原因。
その他に、過労や心因性が原因の「めまい」もあります。まずは自分のタイプを知って、それにあう対処法を選びましょう。とくに、ふわふわタイプが疑われる場合は、医師による診断を受けるようにしてください。
これまで2回は、くるくるタイプの対処法を紹介しました。今回は、くらくらタイプのめまいについて取り上げたいと思います。
くらくらタイプは、その名の通り、立ちくらみなどで頭がくらっとする症状が特徴のめまいで、血圧や血流の変動や、貧血などという、血液や血管に原因があるものです。
このタイプのめまいは、頭(脳)をはじめ全身の血の巡りを改善して、血圧を安定させる必要があります。均整では、胸椎2番を調整すると、造血機能を促すことができると考えます。ひとりでも簡単にできる、胸椎2番体操を紹介します。
★血圧と血流を安定させる――胸椎2番体操
(1)仰向けに横になり、頭の下で両手を組み、両足を肩幅
(35~40cm)に開きます。
(2)その体勢から頭だけ持ち上げ、大きく息を吸って、できるだけ止めます。
(3)苦しくなったら息を吐いて脱力します。そのままの状態で10秒ほどリラックスしましょう。
★1日1回にとどめる
★起床時か就寝前が効果的
★空腹時、満腹時は避ける
次回は「めまい」の最終回。ふわふわタイプの均整アドバイスを紹介します。
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