第50回 めまい・その2 ―手の甲のツボを指圧し、くるくるタイプのめまいを改善
けあサポをご覧の皆さん、こんにちは。
4月は「めまい」をテーマにお届けしています。
「めまい」には、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの症状の特徴をみますと…
〔均整ワンポイント・めまい編〕
★くるくるタイプ
――目が回り、景色がくるくる回転しているように見える。主に三半規管のトラブルが原因。
★くらくらタイプ
――くらっと立ちくらみがし、目の前が暗くなる。低血圧や貧血などが原因。
★ふわふわタイプ
――身体が浮いて、揺れているような感覚がある。脳の疾患あるいはホルモン異常などが原因。
他には、過労や心因性の原因のものもあります。自分のめまいのタイプを知って、的確に対処しましょう。とくに、ふわふわタイプが疑われる場合は、医師による診断を受けるようにしてください。
さて、今回の均整アドバイスは、手の甲のツボを指圧する方法を紹介します。ツボを指圧することで、「くるくるタイプ」の原因である、耳の三半規管のバランスを整える効果があります。
〔くるくるタイプ〕
じっとしていると比較的楽ですが、頭を動かすと目が回り、景色が回転しているように見えます。原因の多くは、内耳の中の三半規管のトラブル。激しいめまいに加えて耳鳴りや難聴がある場合は、メニエール病が疑われます。
★めまいのツボを刺激――手の甲を指圧する
(1)まずは、指圧するツボの場所を見つけることから。中指と小指の間を手の甲までなぞっていくと、2つの指の骨の分かれ目につきあたります。その位置にめまいのツボがあります。左右の手どちらとも刺激してみて、にぶい痛みを感じるほうの手を指圧しましょう。
(2)反対のほうの手の親指でツボをしっかり刺激します。痛みを感じなくなるまで押し続けましょう。
次回は、立ちくらみがする「くらくらタイプ」のめまいを改善する胸椎2番の均整体操を紹介します。
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