第45回 更年期・その1 ―からだのリズムを整える、胸椎10番体操
けあサポをご覧の皆さん、こんにちは。
3月のテーマは「更年期」です。
更年期とは、女性の場合、卵巣機能が衰えはじめ、女性ホルモンの分泌が減少する「閉経を迎える前後の期間」のことです。
体への影響は、個人差があり更年期を迎えほとんど気にならないほどの症状しかない人もいれば、ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)、動悸(どうき)、息切れ、めまい、耳鳴り、頭痛、冷え、肩こり、不眠、食欲不振といった全身的症状や不安感、イライラ感、抑うつ感など情緒不安等により日常生活に影響がでる人もいます。
これらの症状にひとり苦しんでいる方は少なくありません。大変なときは我慢せず、医師の診断を受けるなどしましょう。均整からのアドバイスはこちらです。
〔均整ワンポイント・更年期編〕
★脊髄神経全体と自律神経のバランスを整えて
女性のからだに優しいリズムを取り戻しましょう!
★ホルモンバランスにかかわる仙骨(骨盤の一部)
仙骨神経を整え、ホルモン分泌をうながしましょう!
★からだの新陳代謝にかかわる甲状腺ホルモン
お手軽トレーニングで、分泌をよくしましょう!
★骨盤のゆがみは、中に収まる生殖器官に影響します
引き締め効果のストレッチで、ホルモン分泌を活発に!
更年期の悩ましい症状をおさえるのに必要なのは、何といっても女性ホルモンや甲状腺ホルモンなどの分泌をよくすることです。それにはまず、胸椎10番体操で、脊髄神経全体と自律神経のバランスと整えて、からだのリズムを取り戻すことからはじめましょう。
★胸椎10番体操で神経バランスを調整しましょう
(1)仰向けになり、両脚を大きく開き、右手をからだの右側へもっていき、上体をねじります。ねじりきったところで、大きく息を吸って止めます。
(2)苦しくなったら息を吐いて脱力します。そのままの状態で10秒ほどリラックスしましょう。
次回は、ホルモンバランスにかかわる仙骨神経を整える骨盤ストレッチを紹介します。
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