第41回 アレルギー・その1 ―アレルギー体質改善には、胸椎4番を調整!
けあサポをご覧の皆さん、こんにちは。
2月のテーマは「アレルギー」です。
さて、ひと言でアレルギーと言っても、さまざまな種類がありますよね。気管支に反応が出て、咳や呼吸に症状が現れると「気管支喘息」。スギやヒノキなどの花粉に反応し、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが現れると「花粉症」。そのほかに、特定の食べ物に反応する「食物アレルギー」や「アトピー性皮膚炎」などもよく知られています。
体内に取り込まれると反応する原因物質(アレルゲン)は、人によって異なりますが、それらの物質に、免疫(不要な成分を排除しようとする生体防御機構のひとつ)の機能を担う細胞たちが過剰に反応してしまうのがアレルギーです。
アレルギーの症状は、非常にさまざまで、先にあげたもののほかには、湿疹、じんましん、口周りの湿疹、唇・舌の腫れや発赤、眼の充血、嘔気、嘔吐、下痢などが見られます。さらには、急性な反応が出て、血圧が低下してショック症状が起こるのを「アナフィラキシーショック」といい、この場合、命にかかわることもあります。
これからの季節は、とりわけ花粉症で悩む人が多いと思いますが、アレルギー対策には、免疫が過剰に反応してしまう体質を改めることが大切です。均整アドバイスはこちらになります。
〔均整ワンポイント・アレルギー編〕
★アレルギーの中枢、胸椎4番のゆがみを取り、
酸性にかたむいた血液を中和させましょう!
★背骨のゆがみを整え、動きをよくすると、
代謝機能が上がり、アレルギー体質が改善!
★血液をきれいにしてくれる、腎の経絡ライン。
ひざから下の内側を指圧して、デトックス効果!
★アレルギー対策のポイントは呼吸器系にあり。
呼吸しやすくなるストレッチで、肺を鍛えましょう!
背骨の胸椎4番と呼ばれる部分は、アレルギーの中枢をなすとされますので、その骨のゆがみを正すと、酸性にかたむいた血液の状態が中和され、アレルギー反応が起きにくくなります。この場合の調整には、均整の胸椎4番体操をするのが一番。花粉症のほかに、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーにも効果的です。
★胸椎4番体操でアレルギー体質を改善
(1)あおむけになり、両足を肩幅に開きます。ひじを体につけたまま、両手の先を肩へ持っていきます。
(2)床から浮かせないようにしながら、両ひじを頭のほうへ上げたら、大きく息を吸って止めます。
(3)苦しくなったら、息を吐いて脱力します。そのままの状態で10秒ほどリラックスしましょう。
次回は、背骨全体の動きをよくして新陳代謝を上げるストレッチを紹介します。
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