第38回 消化器系・その2 ―自律神経の乱れを整えて胃のはたらきを元気に!
2013年01月17日 09:10
けあサポをご覧の皆さん、こんにちは。
1月は「消化器系」をテーマにお届けしています。
前回は、胃と呼吸の意外な関係についてお話しました。胃のはたらきには横隔膜の動きが影響していて、胸式呼吸をすることで横隔膜を大きく伸縮させると、胃がより活発になるというものでしたが、今回は胃と自律神経とのかかわりについてお伝えします。
自律神経は体内のさまざまな機能のはたらきを調節する役目を担っています。精神的なストレスや生活習慣の乱れなどからその状態が不安定になると、慢性的な下痢や便秘、めまい、吐き気、難聴、気分の落ち込みなど、心身によくない影響をおよぼします。なかでも大きく影響を受けるのが胃のはたらきで、胃もたれがする、胸焼けがする、胃が痛いなどの症状があらわれます。
そこで今回は、均整体操によって自律神経の乱れを整える方法を紹介します。まずその前に、胃や腸をいたわる、均整アドバイスはこちらです。
〔均整ワンポイント・消化器系編〕
★胃のはたらきを整えるには、呼吸も整えること。
胸式呼吸で横隔膜・肋骨を動かし、胃も活発に!
★胃もたれや消化不良は、自律神経の乱れから。
からだのリズムと一緒に、胃の動きも落ち着かせて
★お腹まわりの筋肉を鍛えると、胃も強くなる!?
胃を鍛えるストレッチで、ウェストもシェイプUP。
★胃を活発にするポイントは胃経ラインにあり!
経絡ストレッチで、胃を伸ばしてあげましょう
★胸椎10番体操で胃のはたらきを活発にしましょう
(1)仰向けになり、両脚を大きく開き、右手をからだの右側へもっていき、上体をねじります。ねじりきったところで、大きく息を吸って止めます。
(2)苦しくなったら息を吐いて脱力します。そのままの状態で10秒ほどリラックスしましょう。
次回は、お腹まわりの筋トレをすることで胃も強くするというお話をします。
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