第37回 消化器系・その1 ―意外や意外!呼吸が胃のはたらきを整える!?
けあサポをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます。
今年も張り切って心とからだの話をしていきましょう。1月のテーマは「消化器系」です。
年末年始はとかくお付き合いが増えますから、おいしいものを飲んだり食べたりする機会も多かったと思います。そんな、ご馳走続きで胃腸が疲れてきた頃に食べるのが「七草がゆ」ですね。1月7日の「人日の節句」にいただくものですが、若草摘みという、年のはじめに摘んだ若菜から生命のちからを頂戴するという意味合いも含まれているそうです。
その七草がゆを今年は食べ損ねちゃったし、胃腸の調子がちょっとという人は、納豆や山芋、らっきょう、梅干しなどの食材を普段の食事に取り入れるとよいそうですよ。詳しくは、来海悦子先生のヘルシーレシピをご覧くださいね。胃や腸をいたわる、均整アドバイスはこちらです。
〔均整ワンポイント・消化器系編〕
★胃のはたらきを整えるには、呼吸も整えること。
胸式呼吸で横隔膜・肋骨を動かし、胃も活発に!
★胃もたれや消化不良は、自律神経の乱れから。
からだのリズムと一緒に、胃の動きも落ち着かせて
★お腹まわりの筋肉を鍛えると、胃も強くなる!?
胃を鍛えるストレッチで、ウェストもシェイプUP。
★胃を活発にするポイントは胃経ラインにあり!
経絡ストレッチで、胃を伸ばしてあげましょう
意外に思われるかもしれませんが、胃のはたらきには、胃の上にある横隔膜の動きが影響します。呼吸する際に使われる筋肉の一つで、息を吸ったり吐いたりするたびに伸び縮みしています。
この横隔膜を押し上げて、胃につながる部分をゆるめ、胃の動きをよくするには、胸式呼吸をするのがもってこい。肋骨を横に広げるイメージで、ゆっくりと大きく呼吸してみましょう。
★胸式呼吸で、胃のはたらきを整える
(1)肩のちからを抜いて、真っすぐに立ちます。胸式呼吸のポイントは肺を大きく動かして呼吸すること。息を吸う時は肋骨が横に広がりますので、手を添えて確認しながら行いましょう。
(2)呼吸する際に肩が上がってしまう方は、両手を腕の付け根に添えて呼吸してみましょう。息を吸う時に肘を背中側に引き寄せ(肩甲骨を寄せる)、息を吐く時は戻すようにすると、肺が大きく動いてしっかり呼吸できます。
次回は、胃もたれや消化不良を解消する均整体操を紹介します。
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