夢いっぱい! 昭和の食卓レシピ
パラパラと頁をめくって驚いた。昭和40年代のレイアウトの古めかしいこと。
当時の雑誌の中から料理レシピを抜き出してあるので、頁をめくるたびに「よりぬきサザエさん」ばりの懐かしさがある。
40数年前コンビニもなく、遅くまで開いている店もない。もちろん、パーティーの定番ピザーラのデリバリーもなかった。
特別なお祝いといえば、テーブル一杯に母さんの手作り料理だったことを思い出した。
そういえば、母さんが特別な日だと言っては、チョコレートサンデーやコーラフロート、ぷるぷる揺れる透明ゼリー、フルーツポンチ、ホットサンドなんかを作ってくれたなぁ〜。型から上手に外せなかったり、ホットサンドもコンロに掛けるタイプだったから、焦げるとブーブー文句を言っていたことやらがよみがえった。
ハッとした。子どもにトーストが焦げてると言われイラッとする自分。まさしく来た道、通る道。優しくなろう。
横道にそれたので話を元に戻すとメニューは、ビフテキ、クリームコロッケ、欧風サラダにビーフシチュー、ホットサンド、バースデーケーキに道具無くても高級な材料がなくてもできる洋食等々。ちょっとレトロで昭和の時代の暖かさを思い出してみたい方にはお勧めの1冊です。
(by こふみ)