鉄道員裏物語
「電車をとめると1億円請求されるの?」
「駅で放送している声はなぜ変なのか?」
鉄道員の仕事をしていると、さまざまな質問を受けるという著者。たしかに、そんな素朴なギモンをもった人は多いのではないでしょうか。
誰もが日常的に利用する交通手段が電車。生活する上で欠かせない存在となっている人も多いことでしょう。だからこそ、利用する人はさまざま。中には、痴漢行為、マナーの悪い乗客、泥酔者など、あまり遭遇したくない人もいます。そんな時、乗客が頼るのは乗務員あるいは駅員です。対応に苦慮している様子をみると、「何かと大変そうだなぁ」とつい気の毒な気持ちになってしまいます。
では、そもそもどんな人が鉄道員になっているのか、給料はいくらぐらいなのか、トラブルが発生した時にはどんな気持ちでどんな対応をしているのか……。本書を読めば、一般の人があまり知らなかった鉄道の裏事情が体感できるでしょう。
その上で改めて電車に乗ってみると、今までと違った目線で鉄道員を見るようになるかもしれません。(byこりん)