まこという名の不思議顔の猫
ほら、あのしぐさ。こんなにも表情豊かで、おバカで、愛くるしい。
最高にかわいいあいつ。私だけが知っている、あの子のかわいさ!
ペットを飼ったことがある人なら、誰でも「うちの子が1番かわいい」と
思ったことがあるはず。
テレビや雑誌に出てくるような、姿形が美しい子でなくても、お利巧さんでなくても、家の子が1番かわいい。
むしろ、ぶすであればあるほど、おバカであればあるほど、そのかわいさを自分だけが理解していると思うと、それもまた嬉しいものだ。
ある意味、この本に登場する「まこ」は、そんなペットの代表ではないだろうか。
ぶすである。
間違いなくぶすである。
冷静に考えたら、完璧なブサイクである。
行動もちょっとトンチンカン。
しかし、ページをめくるたびに、かわいさが増してくるのはなぜだろう。
女は愛嬌! ならば私も!?
写真に添えられた飼い主さんの一言もツボをつく。
究極の癒しとの微笑みを与えてくれる1冊。(byてらこ)