ギニアと自然
2008年11月18日 09:00
自然を大切にしよう!
日本では数年前から「エコブーム」だよね。
サンコンが生まれたギニアでも、エコはみんなの感心事。
でも、日本の「エコ」とは、ちょっと違う考え方なんだよ。
ギニアの人は、自然と共存している。木を1本切ってもいけないんだ。
それに、水も大切。水を汲むために何時間もかけて水汲み場まで歩いていくんだから。そして、水を使うときも自分たちだけで飲み干さない。少しだけ地面に少しまくの。水は自分たちだけがほしいんじゃない。地面にいる小さい虫もほしいはず。だから、大地に戻すんだよ。
だから、日本人の家族がお風呂に入るとき、一人ひとり湯船のお湯を張りかえるって聞いてビックリしたよ。お風呂1杯分のお水があったら、ギニアの1家族が1週間くらせるんだから、もったいないよ!
資源が少ないギニアでは、とても自然を大切にするし、それを人間だけで独り占めにしない。自然と共存することが大切だって教えられる。
僕がつくった「サンコン小学校」でも、週に1回、エコの日を作って、みんなで自然について勉強するんだ。
井戸を掘って、水を汲んで、子どもたちで野菜を作ったり、ジャングルに入って草木や虫に触れて、匂いをかいで、自然を肌で感じるんだ。フィールドワークだよね。
文明化すればするほど、自然と疎遠になる。でも、自然とは共存することが大切。人間だけが生きてるんじゃない。小さな虫も一生懸命生きている。ギニアの自然はそういうことを教えてくれるんだ。
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