映画『チョコラ』
2008年08月08日 09:00
日本人の監督が作った映画なんだけど、とってもいい映画です。
ケニアの首都ナイロビの郊外に、キベラという街があります。ここはスラム街で、「チョコラ」と呼ばれるストリートチルドレンがいっぱいいる。
彼らは、親のいない、もしくは親に捨てられた小さい子どもたち。なかには虐待を受けて、家を飛び出した子どももいる。日本だと小学生くらいの子どもたち。
朝5時から起きて、ゴミ捨て場をあさったりしている。寒い朝には、トラックのエンジンに体を寄せて暖をとったりしてる。金属を集めたりして、それを売ったお金で、子どもたち同士で助け合いながら、ふてくされることなく、毎日生活している。
これは、政治が悪いと思う。
でもね、キベラのチョコラは、とってもいい笑顔を持ってる。どんなに貧しくても、目がキラッキラッしてる。
反対に、日本の子どもたちは、恵まれていて、いろいろな物を全部持っているけれど、フラストレーションとかストレスが多い。心が貧しい子も多い。刺激がなくて、満足しすぎているのかな。ごはんがあることも当たり前で、なんでもつまんないって顔してる。なんでも当たり前だと思っているから、何が当たり前で、何が当たり前じゃないのかがわからない。日本の子どもたちは幸せすぎるのかな。もちろん全員が全員じゃないけれどね。
ギニアの場合だけど、子どもたちを助けるためのSOSセンターがある。日本でいうところの孤児院(児童養護施設)みたいなもの。夜中に子どもがフラフラしていると捕まっちゃうんだ。
そういうセンターは、国のものと、ドイツのNGOがつくったものとがある。すごくキレイで大きい。村みたいで、しっかり整ってるんだよ。
コメント
はじめまして(^。^)
映画「チョコラ!」を検索していて、やってまいりました。
こちらを読ませていただき、とても嬉しくなりました。
ブログ「ほんとうのことblog」http://hontou.exblog.jp/に長岡での上映の様子を載せました。
小林監督が捉えた子供たちは、口にシンナーのボトルを銜えていても、まぎれもなく自分たちで生きようとしていますね。
また、観たくなる映画です。
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