日本とギニアの文化
2008年06月03日 09:00
ボクにとって、日本は第二のふるさと。なにしろ一番長く暮らしている国が日本だからね。もちろん、日本来てからいいことばかりではないけれど、日本で生活したことで、自分の人生や考え方に大きな影響があった。
それにボクは、ギニア人の中で、いちばん日本に長く住んでる。アフリカ人としても、かなり古い方かな。だから、ギニア代表というだけでなく、アフリカの代表として、日本のアフリカの架け橋になりたいといつも思っているんだ。
そのためには、できるだけ、お互いの国のいいところを結びつけていくが大切だよね。日本人を見ていると、アフリカとの共通点が多い。例えば、「義理と人情」。アフリカにももちろん義理と人情はあるんだ。それから「米を主食とする文化」とかね。
でも、日本と違って、アフリカはまだまだ貧しい。貧富の差が激しいんだ。アフリカにはカースト制度が残っている国が多い。
あと、決まりといえば、家父長制がある。これは日本でも残っているよね。長男は、お嫁さんをもらって、代々の家を継ぐ。ちなみにサンコン家では、文部大臣やってる一番上の兄が家を継いでるんだ。それで、次男以降は家を出る。別の場所に家を立てて住むんだ。
そうそう、ギニアにはお正月もあるよ。1月の1~3日に「実家」に集まるんだ。みんなで昔の話をしたりして、お袋の味を楽しむのも日本と一緒。
でも、違うのは、お正月にお墓参りに行くことかな。
ちなみに、ギニアにお盆は無いんだ。なぜかというと、雨期だからね。大雨が降るから、お墓参りどころじゃないんだよ。
コメント
サンコンさんのブログを読むたびに、ギニアと日本の文化に意外な共通点を見つけて、とてもおもしろいなと思います。「いつか行ってみたいな・・・!」なんて思いました。
遠い国を身近に感じさせてくれたサンコンさんに感謝です!これからも楽しみにしています。
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