日本とアフリカの関係
前のブログで書いたけど、5月28日からTICADⅣ(第4回アフリカ開発会議)が横浜で始まります。
これまでは、歴史的な問題や距離の問題で、アフリカの国々はヨーロッパと話し合うことが多かったんだ。でも、1993年から日本がTICADのホストカントリーとしてイニシアティブをとるようになって、確かにアフリカから遠いけれど、ヨーロッパだけではなく、アジアの国々と考えていく必要性があるっていう認識ができてきたんだ。
「TICAD」って知ってる?
5月28日から30日まで、第4回アフリカ開発会議(TICAD Ⅳ)が開催されます。アフリカ諸国の大統領や首相、国際機関、欧米・アジアの各国の関係者など、1000人くらい集まる国際会議。ボクのふるさとギニアからは首相が訪日するんだ。
1993年の第1回以来、5年に一度、毎回東京で開かれてたんだけど、今回は初めて横浜で開かれる。
TICADは、アフリカの環境や開発がテーマ。今回は「元気なアフリカを目指して(Towards a Vibrant Africa)」っていうキャッチコピーなんだ。
アフリカは資源が多くて、発展する力はあるはずなんだけど、まだまだ食糧の問題が大きくて、貧しい国が多い。日本やアジアの国々と協力し合いながら、元気なアフリカになることがボクの願いでもあるんだ。
外国人の顔は難しい
同じ国の人ならともかく、外国の人の顔って、なかなか見分けるのが難しい、って感じたことある人いるよね。
日本人は黄色人種の顔を見たときに、なんとなく日本人だなとか、中国人だなとか、見分けられる人が多いけれど、割と黒色人種の顔を見分けることが苦手な人が多いみたいだね。
実は、反対にアフリカから来たばかりの外国人から見ると、例えば、日本人・韓国人・中国人・ベトナム人・シンガポール人・香港人の違いって、ひと目見ただけでは全く見分けが付かないんだ。一緒に見えちゃう。
でも、タイとかマレーシアの人達は彫りの深い顔立ちだから、何となく日本人とは違うなってことがわかる。
さすがにボクは30年以上いるから何となくわかるようになってきたけど、やっぱり見分けは難しいね。
でも、日本人であれば、大体10分くらいしゃべると、東北の人だなとか、九州の人だなとか、おおまかな出身地がわかる。大体あたるよ。みんなにビックリされる。
35年前の日本
ボクが日本に初めて来たのは1972年の12月。もう35年も前のことになるね。当時と今とでは、だいぶ日本の様子も変わった。特に外国人に対しての意識は相当変わったと思うよ。
何しろ、その頃の東京では肌の黒い外国人を見かけなかったんだ。昼間に外で見かけることは全くなかった。
当時、東京の青山にギニア大使館はあったんたんだけれど、当時は青山にもいなかった。それこそ各国の大使館の中でしか会うことがなかったんだ。当時コンゴとか中央アフリカとかは日本に大使館を置いていたからね。